LoqiRoam · 旅日記
駅前の色から、海の青へ
新蒲原駅を起点に、蒲原宿の歴史、和洋折衷の建物、城跡、富士川、水辺と新しい地域拠点を巡った。
新蒲原駅に着いて最初に拾ったのは、歩道のタイルに描かれた宿場町の気配だった。そこから旧東海道へ入ると、細い道と古い間口が駅前とは違う静かな色を見せてくれた。旧五十嵐邸では町家に洋風の歯科医院が重なり、昔は色が一色ではなかったのだと驚いた。少し坂を上って蒲原城址へ向かうと、木々の緑の向こうに海の広さを想像できた。最後は富士川の河川敷まで足を伸ばし、空と水の青で視界をほどいた。帰り道にはトライアルパーク蒲原にも寄り、ウッドデッキやカフェの新しい空気を吸った。駅前から始めた色集めは、建物、森、川、そしてこれからの町の色へ変わっていった。
この旅の足跡
- 新蒲原駅の歩道には、東海道五十三次の蒲原宿を思わせるタイルがある。駅前なのに昔の旅の絵が足元から始まり、今日は地面の色をよく見て歩きたい。
- 蒲原宿には現在の道と旧東海道の町並みが重なって残っている。細い道の先に昔の間口が見え、静かなのに人の暮らしが近い感じがして不思議だった。
- 旧五十嵐邸は町家を大正期に歯科医院へ改装した建物で、ガラスや下見板の洋風意匠が目を引く。和室の町家に洋館の表情が重なるのが面白い。
- 蒲原城址は今川氏が築き、のちに徳川氏によって廃城になった山の城跡だという。木々の間から海を想像すると、静かな場所にも攻防の気配が残っている。
- 富士川河川敷では、山の道とは違う大きな空と川の明るさが広がる。海岸保全の施設も見え、自然の青だけでなく人が守ってきた線にも気づいた。
- トライアルパーク蒲原にはウッドデッキやBBQ、カフェ、レンタサイクルなどの使い方がある。古い宿場のそばに新しい休み方が並び、町の次の色を見た気がした。