LoqiRoam · 旅日記

駅前から朱色の山へ

笠田駅前の暮らしから大樹、紀の川、朱色の社殿、山のカフェへ色をつなぎました。

笠田駅を出たときは、駅名の文字と看板、空の青を軽く集めるつもりでした。けれど、歩いてすぐの妙楽寺境内で十五社の樟樹に出会い、旅の時間が急に深くなりました。太い幹の色を見たあと、紀の川万葉の里へ向かうと、今度は産直の野菜や果物の明るさと、川辺の広い景色が待っていました。ここで町の色を遠くから眺めるような気分になり、次はもう少し山側へ行きたくなりました。公共交通で丹生都比売神社まで足を伸ばすと、朱色の社殿が緑の中にすっと立っていて、駅前で始めた色集めが文化の記憶へつながった感じがします。最後はnerumo rukimoで休憩し、果物の町らしい甘い気配を想像しながら、青、木の茶、川の光、朱、山の緑を順番に思い出しました。近い道だけで終わらせなかったぶん、景色の転換がはっきり残る旅になりました。

この旅の足跡

  1. 笠田駅を出ると、青空の下に駅名の文字と生活道路の色が並びます。小さな駅なのに、町へ入る余白がたっぷりあって歩き始めが軽いです。
  2. 笠田小学校のとなり、妙楽寺境内に十五社の樟樹が立っています。樹齢を感じる幹の色が駅前の看板とまったく違い、最初の寄り道で時間が深くなりました。
  3. 紀の川万葉の里は国道24号沿いにあり、近くを紀の川が流れます。産直の野菜や果物の色を見たあと、川辺の広さで視線がすっと遠くへ伸びました。
  4. 丹生都比売神社は丹をつかさどる神を祀る古社で、境内の朱色が山の緑の中で際立ちます。駅前から来た道を思うと、集めた色の主役が大きく変わりました。
  5. 山の中の隠れ家カフェnerumo rukimoは8時から16時30分まで営業しています。遠くまで来た足を休めながら、果物の町らしい甘い気配を今日の最後の色にしました。
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