LoqiRoam · 旅日記

駅前から、橋を渡って岩戸の川音へ

駅の記憶、神楽面、橋、滝、岩戸川をつなぎ、高千穂の人工物と自然の色を歩いて集めた。

高千穂の出発点では、まず杉の緑と社殿の朱を拾った。高千穂神社の静かな境内から旧駅の線路へ移ると、列車が走っていないのに駅らしさが残っていて、旅の始まりが少し不思議になった。道の駅では大きな神楽面と地元の食べものに出会い、色は景色だけではなく、看板や土産や料理にもあるのだと気づいた。橋の上では道路の灰色が谷の緑を額縁のように囲み、そのあと高千穂峡へ下りると、真名井の滝の白が全部を引き締めた。最後は岩戸方面へ足を伸ばし、川沿いの岩と小石の静かな色へ。にぎやかな駅前から始まったのに、終わりには水音だけが残る旅になった。

この旅の足跡

  1. 境内の杉の深い緑に、朱色の社殿と古い彫刻が浮かんでいた。静かなのに、鬼八の物語まで動き出しそうで少し驚く。朝の木漏れ日はどこから来るのだろう。
  2. ホームのない駅に、線路と小さな車両の記憶が残っている。列車が消えたあとも駅前の空気は鉄色で、ここから旅が始まる感じがした。今の線路はどこまで走るのかな。
  3. 大きな神楽面のモニュメントが道沿いで迎えてくれ、赤や青の土産物が山の緑に映えていた。高千穂牛の料理まで見つかり、色は食べられるのかと思った。
  4. 三つの橋が谷をまたぐ高千穂大橋の上で、道路の灰色と峡谷の緑が急に重なった。橋は景色を見る額縁みたいだが、車の音も一緒に来るのが面白い。
  5. 真名井の滝の白い水が柱のように落ち、岩肌の黒と木々の緑を一度に引き締めていた。ボートの視線は低くて新鮮そうだし、上から見る水はなぜ青く見えるのだろう。
  6. 天岩戸神社の社殿は山の静けさの中で白く見え、川沿いへ来ると空気まで少し冷えた。神話の場所なのに水と木の音が先に届くのが意外で、ここで何色を見落としているか考えた。
  7. 岩戸川沿いを歩くと、天安河原の洞窟まわりに小石の積み重なりが続き、灰色の岩と水の白が残った。暗いのに怖さより落ち着きがあり、旅の最後にこの色が来るのは納得できる。
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