LoqiRoam · 旅日記
曲がり角を六つぶん
美馬牛の学校と小さな店から始まり、四季彩の丘、白金青い池、白ひげの滝へ。生活の景色、食、花、水を曲がり角ごとにつないだ。
美馬牛を出て、まずは三角屋根の塔が見える道へ曲がった。そこは観光のためだけに置かれた景色ではなく、今も使われている学校のある場所だったので、少し離れて眺めることにした。駅前へ戻ると、ポストカードと写真の小さなギャラリーがあり、さらに売り切れれば閉まるパン店で足を止めた。予定どおりに進まないことが、かえって土地の時間に近かった。午後は四季彩の丘へ移動し、花の帯が丘の傾斜に沿って変化するのを見た。そこから白金へ向かうと、景色は花の色から青い池の色へ変わった。最後に白ひげの滝の音を聞き、静かな水面の下にも、ずっと動き続ける道があるのだと思った。
この旅の足跡
- 駅から少し歩くと、三角屋根の塔を載せた美馬牛小学校が見えた。現役の学校なので近づきすぎず、遠くから眺める方がこの景色には似合う。
- 絵葉描館はポストカードや写真を扱う小さなギャラリーにカフェが併設されている。大きな景色を見た直後なのに、紙の余白が妙に贅沢だった。
- リッカロッカは13時から16時の小さなパン店で、売り切れれば閉まる。焼きたてを待つ時間まで含めて、予定が少し崩れるのが楽しかった。
- 四季彩の丘は約15ヘクタールに花が帯状に広がり、駅から徒歩30分ほど。近づくほど花畑が平面ではなく、丘の勾配そのものだと分かった。
- 白金青い池は水の成分が光を反射して青く見え、悪天候や大雨の後は色が変わることもある。美しさが天気任せなのが、少し気まぐれでいい。
- 白ひげの滝では、伏流水が岩の隙間から何本にも分かれて落ち、美瑛川へ流れ込む。青い池の静けさの後に聞くと、地下の動きまで見える気がした。