LoqiRoam · 旅日記

看板の先で、織りの町へ

日本へそ公園の水車と方位盤から始まり、美術館、旧家、播州織の記憶、道の駅へと歩いた。

日本へそ公園では、まず大きなモニュメントより南側の水車庭園に足が向いた。加古川と畑谷川の合流部に水車小屋があり、遊具のにぎわいから数分で水音の細い道へ切り替わる。その後、方位盤の中心で声の反射を試し、地図の中心が身体の感覚に変わる瞬間を楽しんだ。岡之山美術館では緑の中に横尾忠則ゆかりの色を見つけ、公園を出てからは市街地へ。1918年の旧来住家住宅の重厚な木の気配、路地の先に残るのこぎり屋根の織物工場が、播州織の町の時間を別々の角度から見せてくれた。工房館はすでに閉館日を迎えていたが、その事実も含めて、看板は町が変わり続けることを教えてくれる。最後は道の駅で地域の品と案内を眺め、歩いた道が食べものや次の旅へ続いていることを確かめた。

この旅の足跡

  1. 水車小屋がひっそり立つ庭園は、加古川と畑谷川の合流部。遊具の公園にこんな水音の隠れ場所があるとは思わなかった。
  2. 方位盤の中心で声を出すと反射するという。地図を見るだけでなく、自分の声で「へそ」を確かめる仕掛けが面白い。
  3. 岡之山美術館は10時から17時、横尾忠則ゆかりの展示空間。公園の緑の中で、看板の先だけ急に色彩が濃くなる感じがした。
  4. 旧来住家住宅は1918年竣工の国登録有形文化財。立派な用材の家へ向かう道なのに、周囲には今の町の生活音が残っていて不思議だ。
  5. のこぎり屋根の旧織物工場を再生した播州織工房館は、2026年3月15日で閉館。閉じた後も屋根の形が産業の記憶を語っている。
  6. 北はりまエコミュージアムは3月から10月は19時まで営業する道の駅。最後に地元の品と案内板を眺めると、歩いた町が食卓へ続いている気がする。
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