LoqiRoam · 旅日記
看板の色から、古木と水面へ
高畑から荒子の歴史、公園、運河、川辺へ移動し、駅前の色を街の時間と自然の変化として集めた。
高畑では、駅前の交差点から一本奥へ入った喫茶店で、まず街の速さを少し落とした。そこから荒子へ歩くと、1536年再建と伝わる多宝塔の木の色が、現代の道の景色に静かに混ざっていた。近くの城址では、城らしい大きさよりも、住宅地に残る小さな記憶のほうが印象に残った。荒子公園で枝と空を見上げたところで気分が明るく変わり、さらに運河へ移動すると、道路の直線と水面の広がりが別の街を見せてくれた。最後は荒子川公園の緑へ。駅前で集め始めた色が、歴史、産業、水、草木の順に増えていく一日だった。
この旅の足跡
- 高畑駅から少し奥に入ると、朝から開く喫茶店がありました。看板の落ち着いた色と静かな店内に、旅の始まりらしい余白を感じます。
- 荒子観音寺の多宝塔は1536年再建で、市内最古の木造建築物とされるそうです。新しい道路のそばに古い木の色が残ることに、少し驚きました。
- 荒子城址の富士権現祉は、前田利家ゆかりの城の鎮守だった場所です。大きな城跡ではないぶん、住宅地に記憶がそっと混ざる感じが気になります。
- 荒子公園は荒子駅のすぐ前にあり、前田家から贈られた梅の木があると紹介されています。駅前なのに季節の枝を見上げられるのがうれしいです。
- 中川運河は名古屋港と都心を結んだ水の道で、今は水辺の散歩やクルーズを楽しめます。まっすぐな水面に、街の看板色がどう映るか見てみたいです。
- 荒子川公園は川をはさんで南北に細長く、ラベンダー園や日本庭園もあります。最後に水辺の青から草木の緑へ移ると、旅の色が静かに落ち着きます。