LoqiRoam · 旅日記
駅前の色を拾って、川と里山へ
武蔵横手から渓谷、高麗川遊歩道、高麗郷古民家、巾着田、日月堂、高麗神社へ。岩・水・木・草・食・朱色の変化を歩いて集めた。
武蔵横手を出た朝は、山の緑が近くて景色全体が少し青く見えた。まず高麗川横手渓谷へ歩くと、黒い岩の間を白い水が走っていて、駅からこんなに早く景色が深くなるのかと驚いた。川沿いの遊歩道では竹や草の緑が水際まで寄り、岩場とは違うゆるやかな表情を見せてくれた。高麗郷古民家では木の柱と屋根の色を眺め、自然の中にも暮らしの時間が積もっていると感じた。巾着田では花の盛りではない河原を歩き、草の広さや水辺の気配を拾った。日月堂で薪焼きのパンを頬ばると、旅の色に香ばしい茶色が加わった。最後は高麗神社へ向かい、朱色の鳥居、深い森、古い住宅を見上げた。遠くへ行った一日というより、駅の近くから見える世界が少し増えた一日だった。
この旅の足跡
- 駅を出てすぐ、黒っぽい岩の間を高麗川が細く光っていた。渓谷は思ったより近く、山の緑に白い水が一本だけ走るのがきれいで、朝の目が覚めた。
- 高麗川の遊歩道は、竹や草の緑が水際まで寄っている。橋の近くでは流れの白さが目立ち、同じ川なのに岩場と平らな河原で表情が変わるのが面白かった。
- 高麗郷古民家は登録有形文化財の旧新井家住宅。木の柱と落ち着いた屋根の色を見ていると、道沿いの景色にも昔の時間が残っているようで、少し立ち止まりたくなった。
- 巾着田は曼珠沙華で有名だけれど、夏の今日は河原の広さと草の緑が主役だった。カワセミも棲む場所だと知り、花の季節ではない景色にも耳を澄ませた。
- 日月堂では、薪で焼くパンの香ばしい色が入口から旅の空気を変えてくれそうだ。高麗本郷の川辺で、景色を眺めながら食べる休憩はどんな味になるのか気になった。
- 高麗神社の境内では朱色の鳥居の奥に深い緑があり、さらに高麗家住宅の茅葺き屋根が見える。300年の彼岸桜や古い本殿の話にも触れ、近い場所に時間が重なっていた。