LoqiRoam · 旅日記
川面から木立まで
河川敷の広がりから旧街道、城跡、和菓子店を経て、日岡山公園の木立へ向かった。
加古川を出て、まず河川敷へ向かった。歩いて行ける距離に広い水辺があり、川面の反射とスポーツをする人の動きが同じ明るさの中にあった。寺家町商店街へ戻ると、旧街道の名残を持つ軒先が続き、光は空から庇の下へ細くなった。称名寺では加古川城跡と七騎顕彰碑の説明を読み、見えない城の輪郭を木陰の向こうに想像した。亀屋菓子舗で季節の菓子を眺めてから、日岡山公園へ移る。古墳や展望所のある園路では、市街の照明より木立の斜光が印象に残った。広い水面から、店のガラス、石碑、菓子の色、葉の隙間へ。光は場所ごとに違う速度で変わっていた。
この旅の足跡
- 河川敷には散策路だけでなく、スポーツやバーベキューの場も広がる。水面の反射と人の動きが同じ画面に入り、静けさの中に生活が見えた。
- 寺家町商店街は旧西国街道の宿場町の名残を持ち、呉服や傘、紙文具などの店が並ぶ。軒下の影に、町の時間が薄く重なっていた。
- 称名寺は加古川城跡に建ち、境内には七騎顕彰碑がある。強い史実の場所なのに、今は木陰と石の明るさが先に目に入った。
- 亀屋菓子舗は季節の和菓子や餅、カステラ、バームクーヘンを扱う寺家町の店。ショーケースの照明が、古い通りに小さな色を置いていた。
- 日岡山公園には約35.8ヘクタールの敷地に古墳、運動施設、展望所がある。市街の反射から離れると、光が木々の間でゆっくりほどけた。
- 日岡山公園の園路は約2キロの散歩コースとして使われ、展望所や芝生広場もある。頂上を急がず、斜めの光だけを追う時間が残った。