LoqiRoam · 旅日記

駅前の旗色、港の青

串木野駅前の青から始まり、伝統工芸、ジャズ喫茶、まぐろの食、湊町の歴史を経て、長崎鼻の海と松へ色をつないだ。

串木野駅を出た朝、最初に拾ったのは看板の青でした。少し日焼けしているのに、その青だけは元気で、海の町の入口らしい色に見えました。歩いて旭町へ向かうと、大漁旗やのれんを染める工房に出会い、赤や青が祝いごとや漁の無事を背負っていることを知りました。色はただ明るければいいのではなく、誰かの願いが重なると強くなるのだなと思いました。次はジャズ喫茶で珈琲の茶色と音の黒に包まれ、町歩きの速度をいったん落としました。そこから漁協直営の店へ進み、今度は天然まぐろの赤を想像しながら港町の食に触れました。帰り道は市来湊の神社で石と木の静かな色を見て、最後は長崎鼻公園へ。工事中の場所を避けながら、松の緑と海の青を眺めました。駅前の小さな色を集める旅は、いつの間にか町の仕事、音、食、歴史、海までつながっていました。

この旅の足跡

  1. 串木野駅のホームを出ると、海の町らしい空の広さが先に目に入りました。駅前の看板は少し日焼けしているのに、青だけは元気で、今日の一色目に決めました。
  2. 旭町の亀﨑染工では、大漁旗やのれんを昔ながらの印染で作っているそうです。祝いの赤や海の青が、飾りではなく誰かの門出を背負っていると思うと、旗が急に大きく見えました。
  3. パラゴンは1976年開店のジャズ喫茶で、LPがたくさんあり、大きなJBLスピーカーでも知られています。外の暑さから入ると、珈琲の濃い茶色と音の黒が町歩きの速度を落としてくれそうです。
  4. 海鮮まぐろ家は串木野駅から徒歩約10分で、漁協直営の食事処と売店があります。天然まぐろの赤身を想像しながら店へ向かうと、駅前の青に、海から届いた赤を一枚足せそうです。
  5. 市来神社は湊町にあり、案内では文化・歴史の場所として紹介されています。海辺の町の神社らしく、にぎやかな旗の色を見たあとに、石と木の落ち着いた色を置くと歩みが深くなります。
  6. 長崎鼻公園は海沿いにあり、階段を上った先から老松越しの海を眺められる場所です。一部はリニューアル工事中と確認したので、無理に奥へ入らず、見える青と松の緑を終着の色にします。
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