LoqiRoam · 旅日記

水面と瓦と草屋根、駅前から色の旅

武佐から旧市街、水辺、瓦、草屋根、西の湖、長命寺へ進み、町の色を歴史と自然の両方から集めた。

武佐駅を出ると、まずは近江八幡の旧市街へ向かった。八幡堀では白壁の蔵と石畳が水面に映り、駅前で見た看板の色が、町の歴史の中へすっとつながった。新町通りでは格子戸やうだつ、見越しの松を眺め、旧西川家住宅の古さに驚いた。日牟禮八幡宮の森で音が静かになると、同じ町の中でも空気の色が変わる。かわらミュージアムでは普段は見上げるだけの瓦を近くで見て、艶や形の違いを集めた。そこからバスでラ コリーナへ移ると、草屋根や棚田が現れ、甘い休憩にも緑の考え方があると気づいた。西の湖ではヨシ原が風に揺れ、最後の長命寺では堂宇の屋根と琵琶湖の青を見渡した。駅前の小さな色を探していたはずが、水と森と空まで大きな色見本になった一日だった。

この旅の足跡

  1. 八幡堀は白壁の蔵と石畳が水面に沿って続き、時代劇の舞台にもなるそうです。静かな堀なのに、商いと映画の記憶が重なって見えるのが面白いです。
  2. 新町通りには江戸末期から明治の町家が残り、うだつや見越しの松まで見られます。旧西川家住宅が1706年の建物と知り、通りの静けさが急に厚く感じられました。
  3. 日牟禮八幡宮は八幡山のふもとに広い森を抱え、鏡池や屏風岩も伝える神社です。堀の明るい水面から境内の緑へ入ると、町の音が少し遠くなりました。
  4. かわらミュージアムは八幡瓦を中心に、日本各地や世界の瓦まで紹介する施設です。屋根の上では脇役の瓦が、ここでは形や艶を競う主役に見えてきます。
  5. ラ コリーナ近江八幡は草に覆われた建物や森への小道、斜面の棚田があり、営業時間は9時から18時です。甘いものの場所なのに、先に緑の形へ目が奪われました。
  6. 西の湖は琵琶湖最大の内湖で、広いヨシ原が水辺の景観をつくっています。建物の鮮やかさを追ってきたあと、風で揺れるヨシの淡い色がいちばん長く残りました。
  7. 長命寺は湖岸から808段の石段を登る山腹の寺で、境内から琵琶湖を望めます。最後に屋根の重なりと湖の青を見比べると、駅前からの一日が大きく伸びました。
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