LoqiRoam · 旅日記
土色、銀色、川の光
朝の喫茶店から縄文遺跡、航空博物館、川辺、資料館、鵜沼宿へ。各務原の生活と歴史を色の変化でたどった。
三柿野を出て、まずシンバのモーニングで白いパンと温かな飲み物を選んだ。駅の近くの朝は静かで、旅の始まりが大げさでないのがよかった。そこから炉畑遺跡公園へ歩くと、道の色が住宅の明るさから木陰の緑へ変わり、復元された竪穴住居の土壁に昔の暮らしがぽつんと立っていた。次はバスで空宙博へ向かい、今度は大きな機体の銀色に圧倒された。土器から飛行機へ、同じ街で人の手が遠くへ伸びてきた時間を一気に見た気がする。博物館を出て新境川の堤へ戻ると、川面の細い光と長い桜並木が気持ちをほどいてくれた。資料館で土地の記憶を確かめ、最後は鵜沼宿へ。木の格子、曲がった道、宿場の静かな空気が、朝から集めた色を一つの景色にしてくれた。
この旅の足跡
- 朝のシンバは、ドリンクにパンかおにぎりが付くモーニングが税込420円。広い道の先にこの素朴な朝食があるのがうれしくて、まず白と茶色を集めた。
- 炉畑遺跡公園には復元された竪穴住居があり、縄文の生活を緑の中で見られる。桜の季節でなくても、土の色と木陰の深さに昔の家の気配が残っていて驚いた。
- 空宙博は平日10時から17時、土日祝は18時まで開館。展示機の金属色が大きく、縄文の土器を見た直後だと、人が空へ向かった時間の長さが急に見えてきた。
- 新境川堤は両岸約4キロに千本以上の桜並木が続く場所。花の時期でなくても川の細い光と長い堤防が印象に残り、博物館の直線的な機体とは違う曲線の色を見つけた。
- 各務原市歴史民俗資料館は中央図書館3階にあり、地域の歴史・地理・自然・民俗の資料を集めている。公園の木陰で休んでから入ると、さっき拾った色に名前が付き始めた。
- 中山道鵜沼宿は江戸から数えて52番目の宿場で、町屋館などの町並みを歩ける。最後に木の格子と道のゆるい曲がりを眺めると、今日の色集めが一枚の古い絵のようにまとまった。