LoqiRoam · 旅日記

駅前の赤から、海の青へ

箱作駅前の生活色から神社、公園、砂浜、磯浜へ進み、淡輪側の海で一日の色を結んだ。

箱作駅を出た朝、まず目に入ったのは海ではなく、旧道の白壁に映る看板の赤と自転車の青だった。駅前には観光地らしい大きな合図より、毎日の暮らしが置いた小さな色がある。そこから加茂神社へ歩くと、木立の中の古い本殿と燈籠が、時間の濃い茶色を見せてくれた。箱作公園では遊具の明るさと大阪湾の青が同じ視界に入り、旅の色が少し大きくなった。ぴちぴちビーチに下りると、白い砂と海の青が一気に広がる。さらにさとうみ磯浜で水際を眺め、泳ぐ海とは違う、観察する海の表情にも寄り道した。最後は淡輪側のときめきビーチへ。遠い山と空を見ているうちに、集めた色は一枚の一覧ではなく、駅前から海へほどけていく流れになった。帰り道に残ったのは、赤や青よりも、海辺の風だった。

この旅の足跡

  1. 箱作駅を出ると、旧道の白壁に看板の赤や自転車の青がぽつぽつ浮いていた。海の駅なのに、最初に見えたのは人の暮らしの色だった。
  2. 加茂神社は、古い本殿と燈籠が木立の中に収まり、海辺の町に濃い茶色の時間を置いている。鮮やかな色を探していた私には意外な寄り道だった。
  3. 箱作公園の遊歩道を上ると、大阪湾が木々の向こうにひらける。遊具の明るい色と遠い海の青が同じ景色にあり、駅前の色が少し大きくなった。
  4. ぴちぴちビーチは白い砂と青い海がまっすぐ続く。駅前で拾った看板の赤が急に小さく見え、風まで青く見えるのが不思議だった。
  5. さとうみ磯浜は入り江を模した小さな磯で、砂浜とは違う濃い色の水際がある。海藻や小さな生き物を探せる場所なのに、今日は波紋ばかり追ってしまった。
  6. ときめきビーチ側の海は、箱作の浜より視線が遠くまで伸びる。白い波、淡い空、遠い山を見ていたら、集めた色より風のほうがはっきり残った。
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