LoqiRoam · 旅日記
駅前の色から森とれんがへ
大麻駅から野幌の森、北海道の歴史、江別のれんがとガラス、蔦屋書店まで色の変化をたどった。
大麻駅を出たときは、駅前の道にある住宅や店の素朴な色を拾うつもりだった。けれど大沢口まで歩くと、街の線は森の小道にほどけ、沢沿いの緑が旅の基調になった。北海道博物館では衣装の細かな模様や木の丸みを眺め、自然の色の中にも人の記憶が重なっていると気づく。北海道開拓の村では、建物を見上げるだけでなく、道を曲がるたびに昔の町へ入り込む感じがした。そこから江別のれんが造りのガラス工芸館へ向かうと、重い赤と透き通る光が隣り合う。最後は江別蔦屋書店で本と飲みものに囲まれ、今日集めた緑、赤、透明、木の色を静かに並べ直した。駅前から出発した一日が、森と手仕事と休憩を通って、思いがけず立体的になった。
この旅の足跡
- 大麻駅を出ると、住宅地の道に駅前らしい生活の色が広がる。ここから森へ歩ける距離だと知り、最初の一色を緑に決めた。
- 大沢口は大麻駅から徒歩約30分。天然林の小道と沢沿いの景色が待っていて、駅前の直線的な色が急に深い緑へ変わるのが面白い。
- 北海道博物館ではアイヌ民族の衣装や木製丸木舟を間近に見られる。森の静けさの中で、人の手が作った細かな色に驚いた。
- 北海道開拓の村は54.2ヘクタールに明治から昭和初期の建物を移築した野外博物館。道を曲がるたび、景色が昔の町並みに変わる。
- 江別市ガラス工芸館はれんが造りの建物を工房として使う場所。赤い壁の重さと、制作されるガラスの透明さが同じ画面に入る。
- 江別蔦屋書店は本だけでなく食や雑貨、花、カフェが集まり、大きな窓のある空間で休める。旅の色を本棚のように並べ直せた。