LoqiRoam · 旅日記

駅前から、山あいの色を拾う

甲立を起点に、古道・山城・資料館・神社・産直市をめぐり、駅前の色を地域の歴史と暮らしへ広げた旅。

甲立駅を出たときは、芸備線の小さな駅と山の緑が目に入りました。そこから昔の自然歩道へ進むと、今の道にも人が行き交ってきた時間が残っているようで、駅前の静けさが少し違って見えました。郡山城跡では木々の間に石垣や曲輪の気配を探し、歴史民俗博物館では古文書や民俗資料を通して、この土地の色が景色だけでなく暮らしから生まれていることを知りました。宮崎神社の木陰で気持ちを落ち着けたあと、道の駅では野菜の赤や黄や緑を眺めながら休憩しました。最後に山城跡の高みから町を見渡すと、出発時には別々だった駅、道、社、畑、山が一枚の風景につながりました。

この旅の足跡

  1. 甲立駅のまわりは、芸備線の小さな駅らしい静けさと山の緑がすぐそばにあります。列車を待つ場所なのに、もう旅の色が一つ見つかった気分です。
  2. 郡山・甲立の自然歩道は、江戸時代から北部と吉田を結んだ道筋です。古い交通の記憶が今の山道に重なり、ただの移動路ではないことに驚きました。
  3. 郡山城跡は毛利元就の居城として知られる山城跡です。木々の中に石垣や曲輪の気配が残り、山の緑が歴史の背景になる感じがしました。
  4. 安芸高田市歴史民俗博物館には、古文書や民俗資料、歴史資料など約4万6800点が収蔵されています。山で見た色の理由を、展示の中で少し考え直せそうです。
  5. 宮崎神社は、1350年ごろに毛利師親が勧請した八幡宮と伝わり、毛利氏の氏神として崇敬されました。古い由緒なのに境内は木陰がやわらかく、朱色が静かに映えます。
  6. 道の駅三矢の里あきたかたは、野菜をテーマにした産直市と地元野菜の料理を楽しめる場所です。棚の赤や黄、緑が町の畑の地図みたいに見えて、急にお腹もすきました。
  7. 郡山城跡からは、毛利氏の本拠だった山と吉田の町のつながりを歩いて感じられます。最後に高みへ戻ると、駅前で見た小さな色まで景色の一部に思えてきます。
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