LoqiRoam · 旅日記
水辺から五重塔へ、三つの小さな発見
伏見稲荷の森、東寺門前の甘味、梅小路から龍谷ミュージアムへ続く三つの発見。
十条を出て、まず伏見稲荷の朱色の列へ向かった。鳥居は有名なのに、入口で少し立ち止まると、その先の森が思った以上に深く見える。そこから西へ折れ、東寺の五重塔を見上げた。高さ55メートルの木造塔は大きいのに、境内の空気は不思議なくらい静かだった。門前では東寺餅を思い浮かべ、巨大な塔から手のひらの甘味へ視線を下ろす。最後は梅小路公園で空の広さを取り戻し、龍谷ミュージアムで仏教が土地を越えて広がった時間に触れた。森、餅、展示。その三つが、歩く旅を少しだけ立体的にしてくれた。
この旅の足跡
- 鳥居の列を急いで抜けるより、稲荷山の入口で立ち止まると朱色の向こうの森が急に深く見えた。昼夜参拝できる自由さも、この社の意外な魅力だ。
- 東寺の五重塔は高さ55メートルで、京都駅周辺の建物の上からも木の縦線がすっと伸びて見える。日本一高い木造塔なのに、境内では静かだ。
- 東寺東門前の東寺餅は、巨大な寺院のすぐ脇にある小さな和菓子店という落差が面白い。門前の名前を冠した餅を、塔を見た直後に想像してしまう。
- 梅小路公園は約13.7ヘクタールの都市公園で、芝生広場だけでなく河原遊び場や朱雀の庭まで抱えている。京都の中心で、思ったより空が広い。
- 西本願寺の正面にある龍谷ミュージアムは、仏教の広がりを実物展示でたどれる場所だ。大寺の外観だけで終わらず、物の歴史へ入れるのが新鮮だった。