LoqiRoam · 旅日記
坂の朱、蔵の白、駅前の灯り
JR藤森から山道、展望、城、御陵、名水、酒蔵、商店街へ色の変化を追った
JR藤森を出ると、まず藤森神社の朱と木陰が迎えてくれた。そこから大岩神社の竹林へ入ると、堂本印象ゆかりの石の鳥居や塚が道の奥へ続き、駅の近くなのに小さな山旅になった。大岩山展望所では伏見桃山城と南西の町が見え、遠くから見た城を公園で確かめたら、歴史の城ではなく模擬天守だと分かってびっくりした。御陵の長い石段と森で気持ちを静め、御香宮神社では御香水と極彩色の社殿に出会う。最後は酒蔵の白壁から大手筋商店街の灯りへ。山の緑、鳥居の朱、蔵の白、商店街の看板まで、駅前の色はずいぶん遠くまで続いていた。
この旅の足跡
- 藤森神社は勝運と馬の社として知られ、本殿や古い社殿が境内に残る。駅から近いのに、鳥居をくぐると木陰の緑が急に濃くなって少し驚いた。
- 大岩神社の参道には堂本印象が寄進した石の鳥居や塚が続き、竹林と雑木林の中を歩ける。山道なのに鳥居が途切れず、どこまで続くのか気になった。
- 大岩山展望所からは伏見桃山城や京都市南西部を見渡せる。竹と木の暗い道を抜けた先で、空の明るさが急に広がる感じがしてうれしかった。
- 伏見桃山城は現在入城できない模擬天守だが、伏見桃山城運動公園から姿を眺められる。歴史の城ではなく、遊園地の記憶を残す城だと知って目を丸くした。
- 伏見桃山陵は明治天皇の陵で、参道の先に大きな石段がある。宮内庁案内では原則8時30分から17時まで参拝でき、森の中の白い道が印象に残りそうだ。
- 御香宮神社では御香水を7時から19時までくめ、極彩色の社殿や小堀遠州ゆかりの石庭も見られる。山の静けさのあとに甘い水の話が来るのが面白い。
- 月桂冠大倉記念館は南浜町の酒蔵にあり、酒造りの道具や伏見の酒文化を紹介している。白壁の蔵が水の町らしく見え、歩く速度を少し落としたくなった。
- 大手筋商店街は伏見城の大手門へ続く道に生まれ、すずらん灯やソーラーアーケードが特徴。蔵の町から屋根付きの生活道へ戻ると、看板の色が急に増えて楽しい。