LoqiRoam · 旅日記
旭の色を、駅から海まで集める
旭駅前から公園、道の駅、飯岡の社寺、刑部岬、龍福寺の森へ。生活の色が海と森へ広がる旅。
旭駅を出て、まず文化の杜公園へ向かった。駅前の建物や看板を見ていた目に、広い緑と空がすっと入ってきた。次は道の駅季楽里あさひで、野菜や果物、花の色を眺める。観光の色ではなく、毎日の食卓に近い色が並んでいて、ここで旅が少し生活寄りになった。午後は飯岡駅へ移り、玉崎神社で海と信仰のつながりを感じた。そこから刑部岬へ出ると、約60メートルの断崖と九十九里浜の湾曲が目の前に広がり、駅前で集めた小さな色が一気に青へほどけた。最後は龍福寺の森へ寄り、湧水を含む木陰の深い緑で気持ちを落ち着ける。駅へ戻るころ、町の色は名所の色ではなく、暮らしと海と森が重なった一枚の景色になっていた。
この旅の足跡
- 旭文化の杜公園は、広い緑と文化施設が隣り合う場所。駅前の建物色を見たあとに来ると、同じ旭でも空の面積が急に増えて驚いた。
- 道の駅季楽里あさひは、野菜・肉・魚・果物・花が集まる場所。棚の色がそのまま旭の季節表みたいで、何を買うか迷う時間まで楽しい。
- 飯岡駅に着くと、駅前の静けさの向こうから海の風を想像できる。大きな観光地の入口というより、暮らしの途中から海へ向かう感じがした。
- 玉崎神社は飯岡の町の中心にあり、海の八大竜王の娘を祀った由緒が伝わる。彫刻のある本殿を前にすると、海が信仰の近くにいると感じた。
- 刑部岬展望館の展望デッキからは、約60メートルの断崖と九十九里浜の長い湾曲が見える。駅前で拾った色が、ここでは海と空の大きさに負けそうになった。
- 龍福寺の森はスダジイやタブ、ヤブツバキの自然林で、湧水による湿った環境が残る。岬の強い光のあとでは、木陰の緑が少し不思議なくらい深く見えた。
- 旭駅へ戻るころ、最初に見た駅前の色が少し違って見えた。野菜の鮮やかさ、社寺の木の色、岬の青、森の深緑が一日の中でつながっていた。