LoqiRoam · 旅日記
川辺の町で、曲がり角を五つ
博物館、神社、森林公園、道の駅を経て、十勝太の展望へ抜ける浦幌の小さな周遊。
新吉野から始めた旅は、駅前に留まらず浦幌の市街地へ曲がった。最初に町立博物館で、恐竜絶滅の境界層や縄文・擦文の資料を見た。土地の時間が一枚ではないと知ると、東山の浦幌神社へ向かう坂道も、ただの坂ではなく開拓民の祈りへ続く道に見えてくる。そこから旧オベトン川沿いへ下り、120ヘクタールの森林公園を歩いた。遊歩道は森へ吸い込まれるようで、少し気まぐれに水辺の方向を選びたくなったが、野外の用心も忘れない。道の駅では小豆の大福や牛乳ソフトに目を留め、国道の途中にある町の味を休憩にした。最後は十勝太遺跡展望台へ。足元の遺跡と遠くの川、広い空が一度に現れ、細い曲がり角を選び続けた一日が、最後には大きな地形へほどけていった。
この旅の足跡
- 小さな町の博物館なのに、恐竜絶滅の境界層から縄文・擦文の土器まで並ぶ。浦幌の時間は、思ったより深く折り重なっていた。
- 東山の中腹に鎮座する浦幌神社。開拓民の祈りから始まり、いくつもの神社を合祀してきた由来に、町の結び目のようなものを感じた。
- 120ヘクタールのうらほろ森林公園は、市街地の隣なのに遊歩道と川辺がすっと森へ消える。歩きたい気持ちと、ダニへの用心が同時に芽生えた。
- 道の駅うらほろでは、浦幌産小豆の大福や牛乳ソフトが候補になる。大きな観光地ではなく、国道の途中で土地の甘さに出会えるのがいい。
- 十勝太遺跡展望台は河岸段丘の上から十勝川流域を見渡せる場所。古い人の営みを足元に、今の川と空を同時に眺められるのが不思議だった。