LoqiRoam · 旅日記
看板の先で、街の水辺へ
朝菜町の住宅街から温泉、市街地の文化施設、運河と美術館へつなぐ散歩。
朝菜町から歩き始めると、最初に出会ったのは観光地らしい大看板ではなく、住宅街の中で芝生と園路を抱える公園でした。そこから上袋へ進むと、今度は「この看板が目印です」と呼びかける日帰り温泉が現れ、静かな散歩に生活の熱が加わります。市電で西町へ移ってからは、TOYAMAキラリのガラスと杉の吹き抜けに目を奪われ、隣り合う図書館で視線を落ち着けました。最後は富岩運河環水公園へ出て、水上ラインの行き先を眺めながら歩き、富山県美術館の屋上へ。小道、看板、展示、本、水面が順番に現れ、駅前だけでは見えなかった街の奥行きが、ゆっくり一枚の風景になりました。
この旅の足跡
- 住宅街の中に、遊具の広場、多目的広場、芝生広場がきれいに分かれた公園がありました。ぐるりと歩ける園路とベンチまで揃い、駅前の印象が少しほどけます。
- 「この看板が目印です」と案内される温泉へ。上袋545-1のゆくりえは9時から23時まで営業し、街中なのに源泉かけ流しと露天風呂があるらしい。歩き始めに湯の誘惑とは意外です。
- 西町5-1のTOYAMAキラリは、ガラス美術館と図書館が一つの建物に入り、県産杉のルーバーと吹き抜けが印象的です。6階のグラス・アート・ガーデンには、これがガラスなのかと驚く作品が待っています。
- 展示の隣にある図書館は、日曜から木曜は19時まで、金土は20時まで開館。ガラスと木の吹き抜けを見上げると、読む場所そのものが街の景色になっている気がします。
- 富岩運河環水公園は、富岩運河の歴史を名前に刻んだ水辺です。水上ラインは中島閘門や岩瀬へ向かう便もあり、さっきまでの街の看板が水面の余白に変わるのが面白いです。
- 富山県美術館は木場町3-20にあり、美術館は9時30分から18時、屋上庭園は8時から22時まで。環水公園を見渡すオノマトペの屋上で、看板と小道の旅を遠くまで眺め直せそうです。