LoqiRoam · 旅日記
色は駅前から、海まで続いていた
長浦から岡田の町並み、佐布里と大池の水辺、聚楽園大仏を経て、新舞子の海へ色をつないだ旅。
長浦を出ると、まず岡田の黒板塀と土壁に目が止まった。明治の郵便局や赤いポストが残る道は、派手ではないのに一軒ごとに違う色を持っていて、歩くほど町の記憶が近づいてきた。そこから佐布里へ向かうと、古い町の濃い色が、梅や池や温室の緑にほどけた。大池公園では水面のそばに鉄の彫刻が立ち、自然の中にも人の手の色があると気づいた。さらに聚楽園では、木々の向こうから18メートルを超える大仏が現れ、景色の尺度まで変わった。帰り道は住宅の壁や小さな店先を眺めながら海へ向かった。新舞子の白い砂と青い海に着くころには、集めた色がばらばらではなく、ひとつの明るい景色になっていた。
この旅の足跡
- 黒板塀と土壁が続く岡田は、知多木綿で栄えた町でした。水色の郵便局と赤いポストまで見つかり、道そのものが昔の手紙みたいです。
- 佐布里の公園には約6000本の梅と四季の花があり、池の水面まで景色に入ります。梅の季節でなくても、緑の濃淡が思ったより多くて驚きました。
- 大池公園は24.8ヘクタールもあり、池のまわりに花しょうぶや梅、芝生の中の鉄の彫刻まであります。水辺なのに金属の色が混じるのが面白いです。
- 聚楽園大仏は高さ18.79メートルの鉄筋コンクリート製で、1927年に開眼しました。木々の間から急に大きな顔が現れて、色集めの旅なのにスケールで負けました。
- 聚楽園から南へ進むと、名所の看板より先に住宅の壁や植木、交差点の小さな商店が目に入ります。観光地の間の道にも、町の普段着の色がありました。
- 新舞子マリンパークは人工海浜と散策・休息施設があり、管理事務所は9時から17時です。白い砂と青い海の境目がはっきりして、最後に色が一つにまとまりました。