LoqiRoam · 旅日記

山の看板から街の灯りまで

宮ヶ瀬ダムから湖畔、直売所、津久井城跡を経て橋本駅前へ向かう、看板と小道の散歩。

山頂を出ると、最初に現れたのは宮ヶ瀬ダムの巨大な堤体だった。そこでは水を放つ日を知らせる看板と、遠くまで続く山の線が同じ景色に収まっていた。湖畔園地へ下ると、芝生の広がりと315メートルの吊り橋が待っていて、歩くことがそのまま空中散歩に変わった。鳥居原では直売所の野菜や食事の案内を眺め、風景の中に暮らしの手触りを見つけた。津久井湖では「TSUKU(I)KO」の文字が水辺に立ち、根小屋地区では城跡の遺構が小道の曲がり角から静かに現れた。最後は橋本の駅前へ戻り、カフェや店の看板が並ぶ明るさの中で、山で拾った文字を街の文字へ重ねた。遠くへ移動したというより、同じ水と山が姿を変える順番を歩いた旅だった。

この旅の足跡

  1. 堤体の上に立つと、山頂から見ていた地形が一枚の地図になる。高さ156メートルのコンクリートは大きいのに、放流の予定を知らせる看板は妙に生活感がある。
  2. 湖畔園地は2万平方メートル超の芝生を中心に、315メートルの吊り橋まで伸びている。橋の入口で、景色を見る散歩が空中散歩に変わるのが面白い。
  3. 鳥居原ふれあいの館は宮ヶ瀬湖を望む直売所で、野菜や食事を扱い、9時から17時まで開いている。湖を眺めながら、看板の向こうに畑を想像した。
  4. 水の苑地には噴水や滝、花壇があり、津久井湖の前にアルファベットの「TSUKU(I)KO」看板も立つ。自然の中に文字が現れる瞬間を見たい。
  5. 根小屋地区には一周約2キロのスロープ状園路が整い、津久井城の遺構と里山の森林を同じ散歩で味わえる。斜面の曲がり方が城の記憶を隠しているようだ。
  6. 橋本駅北口デッキ直結のミウィ橋本は、ショップやカフェが10時から21時、レストランは11時から23時まで。山で集めた疑問を街の看板の明るさに返したい。
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