LoqiRoam · 旅日記
駅前の青から、牧草地の白へ
七戸十和田駅を起点に、駅舎、産直と祭り、美術、城跡、巨木、ジェラートをつないで、町の色と時間を集めた。
七戸十和田駅の曲線に八甲田と南部馬の気配を見つけて、まずは駅舎の色から旅を始めた。道の駅では産直の食べもの、花、山車の記憶が一度に目に入り、町の色は案内板だけではないと分かった。美術館で静かな絵の時間を過ごすと、次は七戸城跡の草と土が見たくなった。そこから銀南木まで足を伸ばすと、七百年という長い時間が一本の木に立っている。最後はNAMIKIのジェラート。深い緑のあとに選んだ明るい色が、今日の道順を小さく祝ってくれた。駅前の色を集めるつもりが、町の時間まで少しずつ拾えた旅だった。
この旅の足跡
- 駅舎の曲線が八甲田の山並みと南部馬の背中を表していて、青森ヒバや十和田石まで使われている。駅前なのに山の色がある。
- 道の駅しちのへは産直や物産館だけでなく、山車展示館と花き展示館もある。食べものの色と祭りの色が隣り合っていた。
- 鷹山宇一記念美術館では、七戸出身の画家の作品と町ゆかりの美術工芸に会える。7月23日は常設のコレクション展が開かれている。
- 七戸城跡は南北朝時代初めからの歴史を持つ史跡で、発掘では15世紀の遺物が主に見つかっている。草の緑が歴史を包んでいた。
- 銀南木は推定樹齢700年、高さ約26メートルの県天然記念物。枝から新しいイチョウが伸びる姿に、木が増えていく感じがした。
- 七戸のNAMIKIでは自家製ジェラートを味わえる。立野頭の牧草地らしい広がりの中で、最後に白や緑の冷たい色を選びたくなった。