LoqiRoam · 旅日記

駅前から、朱い橋まで

渋川駅から美術館、遊園地、伊香保、水沢へ。街の色が山と湯の色に変わる一日。

祖母島の静かな出発点から列車に乗ると、まず渋川駅の案内所で街の入口を拾った。駅前の案内板や人の往来は明るい黄色、その先の美術館では彫刻の影が深い灰色に見えた。高台の遊園地で空の青をはさみ、バスで伊香保へ向かう。石段街では店先の赤、古い街の茶色、湯けむりの白が次々に現れ、上の神社で音がすっと消えた。最後は河鹿橋の朱色が森の緑に浮かび、水沢では寺の落ち着きとうどんの白に出会った。駅前の色を集めるつもりが、道の途中で色の温度まで集めていた。

この旅の足跡

  1. 渋川駅の駅舎内に観光案内所があり、9時から17時まで無休で開いている。小さな案内所なのに、旅の入口がぎゅっと詰まっていて面白い。
  2. 渋川市美術館では桑原巨守の彫刻を常設展示している。駅前の看板とは違う、静かで重たい色が街の中にあることに驚いた。
  3. 渋川スカイランドパークは季節で開園時間が変わり、園内から山並みを広く眺められる。遊具の色と遠い山の青が同居していたら楽しそうだ。
  4. 伊香保温泉の石段街は約440年前の温泉都市計画に基づく街と紹介されている。石段の両側に店が続き、歩くほど色が増えるのが気になる。
  5. 伊香保神社は石段街の上にあり、温泉と医療の神をまつる由緒ある神社だという。赤い店先を抜けて着く境内の静けさが気になる。
  6. 河鹿橋は伊香保の湯元エリアにある朱塗りの太鼓橋で、場所は伊香保町伊香保586-2付近。朱色が森の緑に負けないのか見てみたい。
  7. 水澤観世音の門前には水沢うどんの店が並び、老舗では400余年の歴史を受け継ぐ店もある。寺の朱と麺の白を一緒に味わいたい。
地図と足跡で読む