LoqiRoam · 旅日記

駅前の色、海へほどける

香西の暮らしから山城、公園、美術館、海水の堀、庭園へ色の変化を追った。

香西駅では、まず人の暮らしがつくる小さな色を拾った。香西寺へ歩くと、道の明るさが門前の静けさに変わり、さらに勝賀城跡では山道の緑と、香西浦へひらく視界に出会った。そこから香川県総合運動公園へ移ると、歴史の細い線が芝と空の広い色へほどけた。市街地へ戻って高松市美術館に入り、讃岐の工芸や現代美術の色を見たあと、玉藻公園の石垣と海水の堀へ向かった。最後の栗林公園では、池と築山と松林が一日の色を静かに混ぜてくれた。駅前から始めた旅なのに、終わるころには町全体が一枚の大きな景色になっていた。

この旅の足跡

  1. 香西寺は香西西町にある四国三十三観音霊場の札所です。門まわりの落ち着いた色を見ていると、駅前の生活音まで少し遠く感じました。
  2. 勝賀城跡は標高365メートルの勝賀山山頂にある中世山城で、北に香西浦を望みます。山道の先で海と町が一緒に見えるのか、確かめたくなりました。
  3. 香川県総合運動公園は生島町にある広い公園です。城跡の細い歴史道から来ると、芝と空の明るさが急に大きくなって、目がびっくりしました。
  4. 高松市美術館は紺屋町にあり、現代美術や讃岐の工芸を収集展示しています。外の道の色を見たあと、漆や版画の色がどう響くか楽しみです。
  5. 玉藻公園は高松城跡で、海水を引く堀と月見櫓が残ります。石垣の灰色に水の青が重なり、城なのに海の気配が近いのが面白いです。
  6. 栗林公園は六つの池と十三の築山、美しい松林を持つ庭園です。最後にここへ来ると、今日の派手な色が松の緑にゆっくり溶けていく感じがしました。
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