LoqiRoam · 旅日記

川の曲がり角から木の橋まで

錦川沿いの駅と道の駅、地底施設、滝の遊歩道を経て、錦帯橋へ至る変化のある旅。

根笠では、駅を中心に何かを埋めるのではなく、錦川と線路が作る細い方向感覚から旅を始めた。清流みはらし駅が道路から簡単には入れない秘境駅だと知り、行けない場所を無理に歩く代わりに、その存在を地図の謎として残した。そこから美川ムーバレーへ移ると、山の中の道は地底王国とピラミッドカレーという、思いがけない冒険の看板に変わった。ピュアラインにしきでは、国道沿いの休憩所で土地の味と暮らしの気配を拾い、寂地峡では案内板の先に五つの滝の音を見つけた。最後は錦帯橋へ。細い山道、川沿いの駅、滝の遊歩道を経て、五連の木造アーチを渡ると、旅の途中で読んだ看板たちが一枚の大きな風景にまとまった。

この旅の足跡

  1. 根笠の線路脇では、駅名より先に錦川の流れが旅の方向を決めているように見える。山あいの看板が、どこまで道を知っているのか気になる。
  2. 清流みはらし駅は道路から車や徒歩で直接入れず、イベント列車で訪れる秘境駅だという。行けないこと自体が、地図の余白を面白くしている。
  3. 美川ムーバレーでは、地底王国を探検した後にピラミッドカレーまで食べられる。山の中で看板が急に冒険譚へ変わる感じがして、昼の寄り道に選んだ。
  4. ピュアラインにしきは国道沿いの道の駅で、地元の味と土産を一度に見渡せる休憩所だ。道路の駅という名前が、旅人の足を正直に止める。
  5. 寂地峡には遊歩道から間近に見られる五つの滝があり、さらに奥には複数の滝を持つ峡谷が続く。案内板の先で水音が急に立体的になる。
  6. 錦帯橋は五連の木造アーチが錦川を渡る。最後にこの橋を選ぶと、根笠で見た細い道や線路が、城下町の大きな曲線へつながった気がする。
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