LoqiRoam · 旅日記

食卓から川風まで、五日市で三つ拾う

五日市駅前の食、光禅寺と五つ神社の文化、塩屋神社の海の記憶、八幡川の自然をめぐる旅。

五日市駅を出て、まず駅前のカフェで町の普段着に触れた。自家製パンや週替わりの料理を選べる店の気配に、旅は名所から始めなくてもいいと思う。そこから旧市街へ歩くと、約1280年前に始まったと伝わる光禅寺が現れた。長い歴史が特別な場所に隔離されず、今の町の真ん中で続いていることが一つ目の発見だった。近くの五つ神社では、五柱の神々が「えびすさん」と親しまれてきた。小さな境内に残る呼び名から、信仰と暮らしの距離の近さを感じた。次は海老山町の塩屋神社へ。海上守護や道の神を祀る社に出会い、山側の町にも海の記憶が通っていることに驚いた。最後は八幡川沿いへ向かった。鳥や水生生物への配慮がある川辺では、景色より先に風が届く。駅北側の五日市八幡神社へ戻る頃には、食卓、古い信仰、水辺の音という三つの発見が、町の輪郭として静かにつながっていた。

この旅の足跡

  1. 駅前のカフェでひと息つくと、週替わりの主菜や自家製パンを選べる店らしい。旅の最初から、五日市の日常は観光より食卓に近いのかもしれない。
  2. 光禅寺は約1280年前に始まったと伝わり、今も大きな本堂を構える。古い歴史が立派に飾られるより、町の真ん中で普通に続いていることに驚いた。
  3. 五つ神社は五柱を祀り、古くから「えびすさん」と親しまれてきたという。小さな境内なのに、町の呼び名に残る親しさが気になった。
  4. 塩屋神社では猿田彦神が海上守護や道の神として信仰され、社務所の受付時間も確認できる。山側の町で海の気配に出会うのが面白い。
  5. 八幡川の近くでは、街の道から水辺の風へ空気が変わる。川は大きく見えなくても鳥や水生生物に配慮された環境だと知り、耳を澄ませたくなった。
  6. 五日市八幡神社は駅北口から川沿いに約5分の場所にあり、近隣十五村の総氏神とされた由緒もある。帰り道に町全体を見渡す気分になった。
地図と足跡で読む