LoqiRoam · 旅日記

水音のあと、町の昼へ

木葉から鳥居、菊池川、高瀬の石橋と裏川を経て温泉へ。水運の記憶と暮らしの音をたどった。

木葉を出ると、まず足元の音が気になった。細い道を歩き、古い鳥居の前で一度立ち止まる。そこから菊池川へ向かうと、車の響きの下に水の流れがあり、景色が急にひらけた。高瀬目鏡橋では、二つのアーチと石の重なりを眺めながら、かつて米や人を運んだ川の時間を想像した。裏川の散策デッキでは、石垣の硬さに花の揺れが重なり、町の輪郭が少しやわらかくなる。最後は温泉の湯音に身を預けた。遠くへ行かなくても、聞こえるものを順番にたどれば、知らない土地は静かに近づいてくる。

この旅の足跡

  1. 木葉の近くで、古い石垣と水の気配が残る道を見つけた。足音が少し反響し、知らない町の入口みたいで不思議だった。
  2. 繁根木八幡宮には1652年の安山岩製鳥居が残る。境内の古さを想像しながら立つと、車の音まで遠い時代から流れてくるように感じた。
  3. 菊池川の河川敷は散策や休憩に親しまれている。水面は思ったより静かで、橋を渡る車の響きと川の流れがゆっくり混ざっていた。
  4. 高瀬目鏡橋は1848年ごろに架けられた二連アーチの石橋。裏川へ落ちる音を聞くと、昔の米の往来が今も橋の下を通っている気がした。
  5. 高瀬裏川水際緑地には散策デッキと花しょうぶの景色が続く。石垣の硬さに花の揺れが重なり、町の音が少し柔らかくなった。
  6. つかさの湯は大浴場を9時から21時50分まで営業している。湯の音に包まれると、今日たどった川や道が身体の内側で静かにつながった。
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