LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が、水辺までほどけた日
寺原駅から沿線の公園、取手駅前、旧宿場を経て、利根川河川敷の空へ向かった旅。
寺原駅を出たとき、最初に拾ったのは電車の銀色と植え込みの緑だった。常総線で少し移動すると、ゆめみ野公園の芝生と森が現れ、新しい町の中にも静かな色があると知る。取手駅前でコーヒーを飲み、人の服や看板の色を眺めてから、旧取手宿本陣へ歩いた。江戸時代の主屋や土蔵を見たあとでは、さっきまでの道まで少し昔から続いているように見える。最後は利根川の河川敷へ。建物の色がほどけて、空と川風が旅の余白になった。駅前から始めた色集めは、広い水辺で静かに終わった。
この旅の足跡
- 寺原駅に立つと、常総線の線路が町の中へ細く伸び、駅前の緑が思ったより近い。電車の銀色と植え込みの深い緑が最初の一組になり、ここから何色増えるか楽しみになった。
- ゆめみ野公園は芝生広場とサクラ広場があり、その奥に森が見える。新しい町のまっすぐな道に、木立の濃い緑がぽんと置かれていて、住宅地にもこんな静かな奥行きがあるのかと驚いた。
- アトレ取手店のコーヒーを片手に駅前を眺めると、改札へ急ぐ人の服や看板の色が小さな流れに見える。歩き続ける前に一杯はさみ、町の動きを観察できるのがよかった。
- 旧取手宿本陣染野家住宅には、江戸時代の主屋・土蔵・表門が残り、水戸街道の宿場だった取手の姿が見える。堂々とした門の影を見て、駅前の道にも昔の旅人が通ったのかと想像がふくらんだ。
- 取手緑地運動公園は利根川の河川敷に広がり、野球場やサッカー場、テニスコートの向こうに大きな空がある。建物の色が薄くなって、川風だけが残る感じが気持ちよく、旅の終わりにぴったりだった。