LoqiRoam · 旅日記

古い土、瓦屋根、水面の風

縄文の土、宿場町の瓦屋根、海老川の風をつないだ船橋の小さな発見の旅。

東海神から歩き始めると、まず住宅地の向こうに飛ノ台史跡公園博物館が現れた。駅から近いのに、展示室では約7000年前の貝塚と出土品に出会える。最初の小さな発見は、足元の時間が思ったより深かったこと。そこから西図書館へ寄り、浮世絵や古文書、古地図をしまう郷土資料室を知った。休憩コーナーで少し息を整えたあと、本町通りへ出る。大正時代の木造和菓子店が新しい建物の間に残り、道そのものが昔の宿場へ戻るようだった。船橋大神宮では、和風の下層と洋風の灯室を持つ灯明台が印象に残った。最後は海老川へ下り、橋のレリーフと水面の風を追ってから、駅直結の明るい店内へ。古代の土、町家の瓦、水辺の風。三つとも大きな名所ではないのに、帰り道の景色を少し変えてくれた。

この旅の足跡

  1. 地面の下に約7000年前の飛ノ台貝塚が眠り、館内には縄文の出土品が並ぶ。110円で時間旅行できるのが意外で、入口からもう少し静かに歩きたくなった。
  2. 本の棚だけでなく、郷土資料室には浮世絵や古文書、古地図が眠っている。軽食をとれる休憩コーナーまであり、図書館が小さな地域博物館に見えてきた。
  3. 船橋の本町通りは江戸時代の宿場道で、いまも大正7年の木造和菓子店が残る。新しい建物の間から瓦屋根が見える瞬間に、道が急に昔話になった。
  4. 廣瀬直船堂の先で、木造の灯明台が目に入る。高さ約12メートルの擬洋風建築は和風と洋風が一つに見え、船橋の海をどこまで照らしたのか想像が膨らんだ。
  5. 海老川沿いには13の橋と約500本の桜が続く。今日は花の季節でなくても、水面のそばだけ風が軽く、橋の欄干のレリーフを探す歩き方に変わった。
  6. 旅の最後は駅直結のシャポー船橋へ。カフェや食事処がまとまり、平日夜は21時まで開いている。古い道を歩いたあと、明るい店内で一杯を選ぶのがちょうどよかった。
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