LoqiRoam · 旅日記

白河で、駅前の色を拾う

白河駅から小峰城、歴史館、だるま工房、ラーメン、図書館を経て南湖公園へ。街の鮮やかな色から水辺の静かな色へ歩いた。

白河駅を出ると、木造の三角屋根と赤瓦、ステンドグラスが朝の光を受けていた。最初は白い駅だと思ったのに、近づくほど赤や影が見えて、町は一色ではないと分かった。小峰城では白い石垣と城山の緑が並び、駅から徒歩5分ほどで歴史の景色に届く近さにも驚いた。歴史館で模型や資料を見てから横町へ向かうと、白河だるまの赤い顔と鶴亀松竹梅の細かな意匠が目に飛び込んできた。そこから茶釜食堂へ歩き、縮れ麺と醤油の琥珀色でひと休みする。図書館では本の背表紙と窓の明るさを眺め、街の音をいったん小さくした。最後は南湖公園へ向かい、松の緑と水面の青灰色に出会った。駅前から始めた色集めが、建築、城、手仕事、食、室内、水辺へと少しずつ広がり、帰るころには白河の町全体が小さな色見本のように感じられた。

この旅の足跡

  1. 白河駅は三角屋根の木造駅舎で、赤瓦とステンドグラスが朝の光を受けていた。白い壁だけと思っていたので、入口の色の重なりに少し驚いた。
  2. 小峰城は駅から徒歩5分ほどなのに、白い石垣と緑の城山が急に現れる。駅と城がこんなに近いこと、そして空が広く見えることが意外だった。
  3. 小峰城歴史館には城の模型や歴代城主の資料、VR展示がある。外で見た石垣を室内で確かめると、知らない町の輪郭が少し立体的になった。
  4. 横町の白河だるまは、眉に鶴、ひげに亀、松竹梅の意匠を持つ。赤い顔を比べていると、同じ縁起物でも一つずつ表情が違うのが面白い。
  5. 茶釜食堂は白河駅から徒歩10分ほどで、昔ながらの中華そばを出す。縮れ麺の湯気と醤油の琥珀色を見て、色集めには食欲も必要だと思った。
  6. 白河市立図書館は駅の近くにあり、平日は夜8時まで開館している。窓辺で本の背表紙を眺めると、街歩きの音まで静かになるようだった。
  7. 南湖公園は1801年に築かれた水辺で、松や楓の緑と那須連峰の眺めが重なる。街の音から離れて水面を見ていると、最後に青灰色が残った。
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