LoqiRoam · 旅日記

海の町から、草原の窓まで

上尾幌から花咲線で厚岸へ移動し、牡蠣の町、湖口の橋、港の暮らし、神社の歴史、片無去の草原をつないだ。

上尾幌から花咲線に乗り、厚岸駅で降りた。最初は道の駅コンキリエで牡蠣の気配を味わい、展望室から町を見下ろした。そこから厚岸大橋へ歩くと、湖と湾の境目を渡る風が思ったより強く、地図の線が急に生きものになった。橋の先ではエーウロコの直売店を覗き、観光地というより町の台所に近い空気に出会う。厚岸神社では港のにぎわいが遠のき、古い時間が静かに残っていた。最後は車で片無去の夢風舎へ。海の町の締めくくりに大草原の窓を選んだら、旅の輪郭がすっと広がった。今日は小さな発見を三つ集めるつもりが、景色の切り替わりそのものまで持ち帰ることになった。

この旅の足跡

  1. 厚岸駅は海へ向かう旅の始点。花咲線の小さな駅から町へ出ると、次の景色がまだ決まっていない感じがして、今日はどこまで歩けるだろうと少し楽しくなる。
  2. コンキリエは牡蠣の形を思わせる道の駅で、展望室から町を上から探検できる。食べる場所なのに視線まで高くなるのが意外で、最初の発見は眺めと一緒に味わいたい。
  3. 厚岸大橋は厚岸湾と厚岸湖の境を渡る457メートルの橋。水面の左右で景色の表情が変わり、橋は通過点のはずなのに、どちら側が町の本体なのか少し迷う。
  4. エーウロコでは厚岸町港町の直売店で、牡蠣や海のものが旅人の日常に近い距離で並ぶ。観光土産より先に、ここで暮らす人の台所を覗いたような気分になった。
  5. 厚岸神社は湾月1丁目にあり、御朱印は9時から17時に受け付けている。海産物の町に神明造の社殿が静かに立つのが面白く、旅の速度をここで一度落とした。
  6. 片無去の夢風舎は、目の前に大草原が広がるフォト喫茶。水辺を歩いたあとにこの静かな緑へ来ると、厚岸は海だけではないと気づく。窓の景色は写真より動いて見えた。
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