LoqiRoam · 旅日記

駅前の緑を、水の色まで追いかけて

本牟田部駅前の田園から厳木川、相知の記憶、水車、見帰りの滝、厳木ダムまで、水が変える町の色をたどった旅。

本牟田部駅を出ると、線路のそばに田んぼがひらけ、まず緑と空を集める旅になりました。厳木川の近くへ進むと、竹林や水田のあいだに水辺の生きものの気配があり、緑にもいろいろあると気づきます。相知図書館では昔の写真や祭りのポスターを眺め、町の色が時間を越えて残っていることに驚きました。そのあと水車と用水路の話をたどると、川は景色ではなく暮らしを動かす道具でもあったのだとわかります。見帰りの滝では一転して水音が大きくなり、白い流れとアジサイの青や紫を想像しながら山へ入りました。終着の厳木ダムでは湖の広がりと佐用の湧水を思い浮かべ、今日集めた色が透明な水に溶けていくようでした。

この旅の足跡

  1. 本牟田部駅を出ると、線路のそばに田んぼの緑がひらけていました。駅前の施設を探すより、空と草の境目を眺めるほうが、この旅の始まりには似合います。
  2. 厳木川のそばには竹林や水田が広がり、アユやトンボ、カワセミも生息する里山だそうです。水辺に立つと、緑が一色ではなく、草・竹・水で細かく分かれて見えました。
  3. 相知図書館では、昔の相知町の写真や相知くんち、あじさいまつりのポスターを階段で見られます。静かな館内に町の色の記録が集まり、現在の景色が少し立体的になりました。
  4. 厳木川と用水路のそばには、江戸時代前期から伝わる水車を復元した場所があります。水の流れが景色だけでなく暮らしを動かしていたと知り、川の音が急に働きものに聞こえました。
  5. 見帰りの滝は日本の滝百選に選ばれ、約100メートルの落差と伊岐佐川の渓谷を見せてくれます。6月には約50種4万株のアジサイが咲くそうで、滝の白に紫や青が重なる想像が楽しいです。
  6. 厳木ダム周辺には湖を眺める遊歩道や中央公園があり、スポーツ公園では佐用の湧水を無料で汲めます。滝の勢いのあとに水を一杯思い浮かべると、旅の色が青から透明へほどけました。
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