LoqiRoam · 旅日記
乗り換えの町で、色を拾う
仁井田の田園カフェから窪川駅、本町通商店街、岩本寺を経て、あぐり窪川の食へ。駅前の色を景色・文化・暮らし・味で集めた。
仁井田駅を出ると、まず見えたのは線路より広い田んぼの緑だった。駅前らしい看板を探していたのに、寄り道したカフェでは絹糸モンブランの細い山が見つかり、旅の始まりが甘い色になった。そこから窪川駅へ移ると、JR四国と土佐くろしお鉄道の線が集まり、町全体が次の方向を考えているように見えた。本町通商店街では酒屋や精肉店、チャレンジショップの新しさを眺め、道の色が暮らしの色に変わる。岩本寺で575枚の天井絵を見上げた瞬間、集めていた色が足元ではなく空にあったことに気づいた。最後はあぐり窪川で豚まんと牛乳の白。歩いた道が、ちゃんと味になって終わった。
この旅の足跡
- 田んぼの向こうにあるカフェで、絹糸モンブランの細い山を発見。静かな田園なのに甘い色が急に現れて、ここで時間を止めたくなった。
- 窪川駅はJR四国と土佐くろしお鉄道が行き交う乗換の町。線路の先が三方向へほどける感じがして、駅前なのに旅の続きが何本も見えた。
- 本町通商店街には飲食店、衣料品店、精肉店、酒屋やチャレンジショップが並ぶ。古い通りなのに新しい店の気配が混ざり、色が一色ではない。
- 岩本寺の本堂には全国から集まった575枚の色とりどりの板絵がある。静かな堂内で天井を見上げると、駅前で探していた色が空から降ってきた。
- 道の駅あぐり窪川は四万十ポークの具だくさん豚まんが名物。国道沿いの大きな施設なのに、仁井田米や朝採れ牛乳まで土地の色が並んでいた。
- あぐり窪川の売り場で、豚まんの茶色、牛乳アイスの白、野菜の緑が一度に見えた。駅前の色集めは、最後にお腹で答え合わせできる。