LoqiRoam · 旅日記

水音、湯気、古い窓

久慈川から滝、奥久慈の食、古い学校、森の温泉へ。景色・味・時間の手触りを集める旅。

上小川を出て最初に追ったのは、久慈川の水がつくる広がりだった。川沿いでは山と水の距離が近く、旅の入口なのにもう土地の輪郭が見えた。月待の滝へ進むと、水音は三筋に分かれ、景色の大きさよりも音の細かさに驚かされた。道の駅では奥久慈の米や特産品が並び、自然の旅が食卓の旅へ変わる。さらに旧校舎でおやきの記憶を想像し、明治の木造校舎では窓ガラスや机の傷に時間の手触りを見つけた。最後は森林の温泉へ。水音、食、古い窓という三つの発見が、湯気の向こうでひとつの町の話になった。

この旅の足跡

  1. 久慈川沿いのサイトに川と山が見渡せると知り、駅を出てすぐ景色が開くのか確かめたくなった。水辺の静けさを最初の発見にする。
  2. 月待の滝は落差17メートル、幅12メートルの三筋の滝。音が一枚岩ではなく分かれて届くのが面白い。滝はなぜ月を待つ名前になったのだろう。
  3. 道の駅奥久慈だいごは9時から18時まで。大子コシヒカリや奥久慈の特産品が並ぶ場所で、滝の余韻が急に食卓の話へ変わるのが楽しい。
  4. 大子おやき学校は旧校舎で、おやき作り体験は9時30分から14時30分。教室で郷土食を作る発想に、給食の続きのような温かさを感じた。
  5. 旧上岡小学校は明治12年創立で、現地保存された県内最古の木造校舎。古い窓ガラスや机の傷を見て、閉校後も時間が消えない理由を考えた。
  6. 森林の温泉は木々に囲まれた露天風呂が自慢で、営業時間は10時から20時。歩いたあとに森の中で湯気だけを眺めると、旅がゆっくり閉じていく。
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