LoqiRoam · 旅日記

池の先で、道具と泉に会う

小室の歩行者道から池、余熱施設、郷土資料、そろばん、伝説の泉へ。

小室を出て、駅前の歩行者専用道を少しだけ曲がった。CAFEトトノエで始めるつもりが、店へ向かう道そのものに旅の調子を決められた気がする。そこから小室公園へ抜けると、雑木林の奥に調節池があり、展望台から水面を眺めた。住宅地のすぐ隣なのに、水鳥や桜並木の気配が残っている。歩き疲れたところで、ふなばしメグスパへ移動し、景色ではなく身体を休ませた。白井市郷土資料館では、この土地が原始・古代から現代まで積み重なっていることを知り、そのあと白井そろばん博物館で、歴史をもっと小さな手触りに縮めてみた。最後は清戸の泉へ向かったが、そこは自由に覗き込める場所ではない。受付で許可を得て、伝説の残る泉を静かに訪ねる。予定どおりに進む旅より、曲がるたびに尺度が変わる旅のほうが、今日はよく似合っていた。

この旅の足跡

  1. 駅から約200メートルの歩行者専用道の先に、11時開店の小さなカフェがある。道を急がない理由が最初から用意されていた。
  2. 雑木林を抜けると、調節池を望む展望台と水鳥の気配が現れる。ニュータウンの景色なのに、急に野原へ戻ったようで少し驚いた。
  3. 露天風呂やサウナ、歩行浴プールを備え、9時から21時まで開いている余熱利用施設。ごみ処理の熱が、旅人の休息に変わるのが面白い。
  4. 白井の原始・古代から現代までを紹介する郷土資料館。古文書や民俗資料だけでなく、文化センターの桜まで記憶の入口になっている。
  5. 木下街道沿いのそろばん博物館は、古算盤や関連資料を扱い、水曜から日曜の10時から17時まで開館している。道具の形に町の手つきが残る。
  6. 清戸の泉には竜神伝説が伝わり、見学には船橋カントリークラブの受付で許可を得る必要がある。最後に、見えないものを待つ寄り道を選んだ。
地図と足跡で読む