LoqiRoam · 旅日記
古墳からロケットまで、角田の小さな発見
古墳、宇宙、古い邸宅、地元の味、そして貴重な森をつないだ角田の小さな発見の旅。
横倉の丘陵から出発すると、最初に見つかったのは、尾根に沿って長く続く古墳群だった。道の脇の静けさに、角田の古さが急に近づいてくる。そこから台山公園へ移ると、噴水や芝生のそばに御廟や縄文遺跡があり、町の公園が時間の重なりを抱えていることに気づいた。次の景色は大きなロケット。展望塔と蔵王の眺めで空へ跳ね上がった気分になったあと、旧氏丈邸を使った郷土資料館で、ステンドグラスの浴室のような細部に暮らしの温度を感じた。道の駅かくだでは直売所をひやかし、ロケット型の甘い寄り道で一息。最後は斗蔵山の森へ向かい、ウラジロガシの木陰で鳥の声を探した。古墳、宇宙、森。三つの発見を集めるつもりが、土地の時間は思ったより多層だった。
この旅の足跡
- 横倉の丘を歩くと、5世紀初頭から6世紀に築かれた古墳が約2kmの尾根に連なっている。住宅地の近くにこんな厚い時間が残るとは、少し意外だった。
- 台山公園は噴水や芝生だけでなく、石川家の御廟と縄文中期の田袋遺跡も抱えている。遊び場の足元に別の時代が眠っている感じが面白い。
- 高さ約49mのH-2ロケット模型が台山公園に立ち、隣の展望塔から蔵王連峰を望める。古墳の丘から一気に宇宙へ跳ぶ景色の変化に笑ってしまう。
- 角田市郷土資料館は、明治から大正期の旧大地主の邸宅をそのまま活用している。展示品だけでなく、ステンドグラスの浴室に暮らしの洒落っ気を見つけた。
- 道の駅かくだは直売所だけでなく、カフェとフードコートも備える。角田産のものを眺めてから、ロケットを模したソフトを休憩に選ぶのは楽しい寄り道だ。
- 斗蔵山は標高約250mで、ウラジロガシの北限に近い貴重な森が広がる。野鳥の声を探していると、ロケットの町が急に深い緑へほどけていった。