LoqiRoam · 旅日記

森の坂、狛熊、水のない美術館

神楽岡の森から神社、常磐公園の水辺と美術館を経て、買物公園へ歩く文化と自然の旅

神楽岡を出ると、旅は思ったより早く坂道になった。神楽岡公園の天然林では、街の近くなのに鳥の気配が濃く、約500本のエゾヤマザクラが季節の記憶を隠している。緑のセンターで植物展示をのぞくと、外の森を別の角度から見直せた。上川神社では、神明造の社殿とオンコ製の狛熊に出会い、土地の歴史が案内板だけでなく、守りの姿にも残ることを知った。そこから市街地へ移ると、常磐公園の池と彫刻が景色を平らに広げる。隣の美術館で木の造形を見たとき、公園の木々まで展示の続きをしているように思えた。最後は平和通買物公園へ。車の音の代わりに足音と街路樹のざわめきがあり、旅の終わりにもう一度、歩くこと自体の面白さを拾った。

この旅の足跡

  1. 神楽岡公園は、天然林に約500本のエゾヤマザクラと野鳥の池がある丘の公園。駅から想像した平らな街歩きが、最初から少し上り坂だったのが意外だ。
  2. 神楽岡公園の緑のセンターは午前9時から午後5時まで、入館無料。植物展示室と図書コーナーがあり、森の途中に小さな室内の季節があるように感じた。
  3. 上川神社は神楽岡公園の丘に鎮座し、社殿は神明造。境内には珍しいオンコ製の狛熊もいると知り、守り役が犬ではなく熊なのかと足を止めた。
  4. 常磐公園には白鳥の池や千鳥ヶ池、木々の間のブロンズ彫刻がある。水音と重い彫刻が同じ散策路に並び、静かなのに視線だけ忙しくなる。
  5. 北海道立旭川美術館は常磐公園内にあり、道北ゆかりの作家や木の造形作品を収集。公園の木々を見た直後なので、木が展示物になる距離の近さが面白い。
  6. 平和通買物公園は旭川駅から約1km続く、日本初の恒久的歩行者専用道路。車の音が薄い大通りに街路樹と10基以上の彫刻があり、終着なのに歩き続けたくなった。
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