LoqiRoam · 旅日記

駅前の色が、水と岩の色になる日

飛騨小坂駅から郷土食、川沿いの道の駅、溶岩峡谷、三ツ滝、炭酸泉へ。駅前の色が食と水と岩の色へ変わる道のり。

飛騨小坂駅を出ると、ホームの向こうに山の空気が広がっていた。最初は静かな駅前の色を拾うつもりだったけれど、ひのきやで川の魚や山河の恵みの話に触れたら、この町は景色だけでなく食卓からも見えてくる気がした。小坂川沿いの道の駅では、五平餅の焼き色、みだらし団子の照り、温泉水で作る鉱泉粥まで見つけた。そこから巌立峡へ向かうと、道の色は一気に黒い溶岩と深い緑へ変わった。約5万4千年前の岩壁の前では、駅前で感じた明るさが地面の力に包まれる。三ツ滝では水が三段に落ち、岩の黒、苔の緑、泡の白が動く絵のようだった。最後にひめしゃがの湯の茶褐色の炭酸泉へ寄ると、今日集めた色が湯気の中でゆっくり混ざった。小さな駅から始まったのに、食べて、歩いて、驚いて、身体まで温まる旅になった。

この旅の足跡

  1. 駅を出ると、山あいの小さなホームに空と木の色がすっと並んでいました。静かなのに、これから水の町へ入る感じがして楽しみです。
  2. ひのきやでは、地元の山河の幸を使う郷土料理と、川で仕掛けをする新鮮な魚料理が待っています。駅前の色が、焼き魚の香ばしい色に変わるのが面白いです。
  3. 木造の道の駅は小坂川沿いにあり、五平餅やみだらし団子、温泉水で作る鉱泉粥まで並びます。春の約800本のはなももは、売店の茶色に桃色を足すようです。
  4. 巌立峡では、約5万4千年前の溶岩が高さ72メートルの壁になっています。黒っぽい岩に水と緑が重なり、駅で見た空の明るさが急に大地の色へ変わりました。
  5. 三ツ滝は三段に落ちる水の形が見どころで、遊歩道を少し進むだけでも音が近づきます。岩の黒、苔の緑、泡の白が小さな絵の具箱みたいでした。
  6. 最後はひめしゃがの湯へ。茶褐色の天然炭酸泉は、見るだけでも普通のお湯と違い、森歩きの足をじんわり戻してくれそうです。営業は金土日祝が基本です。
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