LoqiRoam · 旅日記
森から海へ、明るさの置き場所
宮崎神宮の森を起点に、民家園、はにわの散策路、みそぎの水辺、庭園、熱帯果樹温室へ光の性質を追った。
宮崎神宮の森で、朝の光が社殿より先に参道へ落ちているのを見た。すぐ近くの民家園では、古い暮らしの道具に木漏れ日のような時間が重なった。平和台公園へ出ると、はにわの列が木陰から現れ、歴史が屋外へほどけていく。江田神社の御池では空が水に沈み、旅の速度も落ちた。そのあとフローランテの庭と青島の熱帯果樹温室で、光は葉の先にたまり直した。最後まで残ったのは、海そのものより、海へ向かう途中の湿った明るさだった。
この旅の足跡
- 木立の向こうで、朱の社殿だけが先に明るくなっていた。宮崎神宮は森に包まれ、朝の光が建物より先に参道を選ぶ。
- 石の道に落ちた木漏れ日が細くほどける。県総合博物館の民家園では、昔の暮らしにも光の置き場所があったのだと気づいた。
- 林の中の散策路を進むと、約400基のはにわが木陰から現れる。平和台公園は古代の表情と市街地の眺めが同居していて少し不思議だ。
- 森の奥の御池は、空を映すというより空を静かに沈めている。江田神社はみそぎ発祥の地として知られ、強い日差しにも境内の湿り気が残る。
- 花の明るさが庭ごとに違う。フローランテ宮崎は芝生や見本園、ガラスハウスが並び、温室の葉先だけ時間が遅れて見えた。
- 熱帯果樹温室のパイナップルやパパイヤに光がまとわりつく。青島の植物園は南国を派手さでなく、湿った明るさとして見せていた。