LoqiRoam · 旅日記
駅前の色は、道の途中で増えていく
桜台から商店街、森、神社、美術館をめぐり、最後に練馬駅前で街の色を振り返った。
桜台を出て、まずは長く続く商店街の店先を見ました。赤い看板、野菜の緑、少し色あせた文字。江古田ゆうゆうロードへ進むと、店の数と人の気配が増えて、駅前の色が横へ横へ伸びていきます。そこから江古田の森公園に入った瞬間、にぎやかな色が木陰にほどけました。広場やビオトープ池のある公園で深呼吸をすると、色は目で見るものだけではない気がします。沼袋氷川神社では、木々に囲まれた境内の静けさと、長い歴史の気配に出会いました。練馬区立美術館では、その日の景色を別の角度から見直すように過ごし、最後は中村橋の商店街で生活の音へ戻りました。練馬駅前のつつじ公園に着くころには、赤や紫、緑の記憶が道順になっていました。桜台へ戻る前に、集めた色を心の中で並べ替えました。
この旅の足跡
- 桜台商店街は1955年に生まれ、いまも86店舗が並ぶそうです。駅前の赤い看板や店先の緑を見ていると、長く続く買い物の道の色が見えてきます。
- 江古田ゆうゆうロードは新桜台まで続く商店街で、60店舗以上が軒を連ねます。短い歩幅の中で看板の色が次々変わり、通学路らしい生活感にも驚きました。
- 江古田の森公園には樹林広場、芝生広場、ビオトープ池やハナミズキの丘があります。看板の色が急に薄まり、木陰の緑と広い空が目に残りました。
- 沼袋氷川神社は旧野方村の総鎮守として信仰され、約800年の歴史を持つ古社です。木々に囲まれた境内では、朱色より先に静けさが立ち上がりました。
- 練馬区立美術館は1985年開館で、日本の近現代美術を中心に企画展を開いてきました。住宅地の明るさから館内の静けさへ入ると、街の色を見直したくなります。
- サンツ中村橋商店街は駅前の買い物を支える商店会で、共通商品券を使える店もあります。美術館の静けさのあと、生活の色が声や足音つきで戻ってきました。
- 平成つつじ公園は練馬駅北口から徒歩1分で、600種類・1万株のツツジが植えられています。駅前の最後に赤や紫の記憶を重ねると、今日の道が小さな色見本になりました。