LoqiRoam · 旅日記
町の中心から、森を抜けてコーヒーへ
進修館と笠原小学校の建築から新しい村、雑木林、郷土資料館を経て、古民家風カフェに戻る旅。
東武動物公園を出て、まず駅名の強さから少し逃げた。進修館のように人が集まり創造する場所と、隣の笠原小学校のように「学校はまち」と考えられた建築を眺めると、宮代は観光地というより、暮らしそのものが道の形を決めている町に見えてくる。そこから新しい村へ曲がると、直売所の野菜や森のカフェの地産地消の食事が、建築の話を土の話へ変えた。さらに山崎山の雑木林へ入り、駅の音が遠のく。西原自然の森では郷土資料館と古い住宅が現れ、歩いてきた道に時間の層が重なった。最後は古民家風のカフェでコーヒーを飲み、最初の賑わいへ戻る。まっすぐ歩かなかったからこそ、町の温度差が残った。
この旅の足跡
- 駅前から少し離れると、進修館は町民が集い創造する拠点として現れた。観光施設ではないのに、町の中心らしい熱があるのはなぜだろう。
- 笠原小学校は「学校はまち」「教室はすまい」という発想でつくられ、切妻屋根の集落のように見える。通学路の角で建築の気配が急に濃くなった。
- 新しい村では朝どり野菜の直売所と森のカフェが並び、地産地消のランチや季節のジュースを選べる。町の「農」が思ったより近い。
- 山崎山の雑木林へ入ると、駅の音が薄まり、木々と小道の比率が逆転する。約2キロの遊歩道が町をつなぐのに、ここだけ少し秘密めいている。
- 宮代町郷土資料館は西原自然の森にあり、9時30分から16時30分まで開館する。屋外の旧加藤家住宅などと続いていて、森の中で町の昔が急に立ち上がる。
- カフェメロディは百間の古民家風の店で、11時から17時まで営業している。森とは違う静けさがコーヒーにあり、最後にここへ戻るのは少し反則だろうか。