LoqiRoam · 旅日記
大倉山で、白から焼き色まで
二つの商店街から記念館、公園、神社、喫茶店へ歩き、駅前の色の重なりを見つけた。
大倉山駅を出て、まずレモンロードの店先を眺めた。商品や看板の明るさに気を取られていたら、反対側のエルム通りでは街並みそのものが白く整えられていて、同じ駅前なのに気分がすっと変わった。坂を上った大倉山記念館では、その白が列柱のある建物として大きく現れた。そこから梅林へ入ると、花の色だけでなく、木陰の緑や斜面の明暗まで拾いたくなる。さらに師岡熊野神社まで足をのばすと、開けた公園とは違う、樹木に包まれた濃い緑が待っていた。帰りは喫茶ぽるくでひと休み。冷たい飲み物の甘さを味わいながら駅前へ戻ると、最初は平らに見えた景色が、白、緑、茶、青の層になっていた。歩いた距離が、街の色を増やしてくれたようだった。
この旅の足跡
- レモンロードは大倉山駅の改札を出て左側に広がる商店街。明るい看板と店先の小さな商品が続き、歩き始めなのにもう街の暮らしが見える。
- エルム通りは白い壁と装飾柱をそろえ、ギリシャを思わせる景観になっている。駅前の雑多な色から急に白へ変わるので、通りそのものが大きな発見だった。
- 大倉山記念館は大倉山公園内にある白亜の建物で、プレ・ヘレニック様式が特徴。坂を上った先で列柱を見たら、商店街の白い意匠とつながって見えた。
- 大倉山公園梅林には約220本、46種類の梅があり、早咲きから遅咲きまで順番に咲く。花の時期でなくても、斜面の緑と木陰の明暗に季節を感じた。
- 師岡熊野神社は師岡町1137にあり、古くから横浜北部の総鎮守として信仰されてきた。社殿の色より、境内を包む濃い樹木の緑が強く残った。
- 大倉山の喫茶ぽるくは、のんびり過ごせる空間として案内され、コーヒーゼリー入りのアイスカフェオレもある。最後は街の色を眺めながら甘さで休んだ。