LoqiRoam · 旅日記
駅前から、加賀の色がほどけるまで
加賀温泉駅を起点に、九谷焼、山代温泉、片山津の湖畔、大聖寺の城下町、山中温泉の渓谷を巡り、町の色から自然の色へ移る旅。
加賀温泉駅では、温泉郷へ向かう入口らしい明るさを眺めてから歩き始めました。最初に九谷焼の色へ寄り道すると、赤や青の強さに目が覚めます。その華やかさを抱えたまま山代温泉へ向かい、古総湯の木の落ち着きと、昔の湯の町を思わせる建物に足を止めました。そこから片山津の湖畔へ出ると、町の色が水面の淡い青にほどけて、暑さの中でも少し呼吸が楽になります。大聖寺では細い道と古い町割りの静かな色を拾い、最後は鶴仙渓へ。橋と川と木漏れ日の緑を見ているうちに、駅前で始まった色集めが、景色そのものを味わう旅に変わっていました。
この旅の足跡
- 加賀温泉駅の駅前には、温泉郷へ向かう案内と新幹線駅らしい明るさがある。旅の入口が大きく開いていて、ここからどんな色に変わるのか楽しみ。
- 九谷焼は加賀発祥で、赤や青などの鮮やかな絵付けが魅力。器の小さな面に土地の歴史が詰まっているようで、駅前の看板とは違う色の強さに驚く。
- 山代温泉の古総湯は、昔の共同浴場を再現した木造の建物。外の落ち着いた木色と内部の装飾が、湯の町に小さな美術館を置いたように見える。
- 片山津温泉総湯は柴山潟のそばにあり、湖畔遊歩道と水面の眺めを楽しめる。温泉街の建物を見たあとに湖へ出ると、色が一気に淡くなるのが面白い。
- 大聖寺は江戸時代の町割りや歴史的建造物が残る城下町。派手な色ではないのに、古い道の線と木の格子が静かに町を染めているように感じる。
- 鶴仙渓には約1.3キロの遊歩道があり、こおろぎ橋やあやとりはしなど橋めぐりができる。最後に川の緑と木漏れ日を選ぶと、色集めが自然にほどけていく。