LoqiRoam · 旅日記
水辺の音が遠のく方へ
丘陵の森から川、ダム湖、発酵食、市街地、旧港へ移り、自然とは別の静けさを見つけた。
駅を出たときは、周囲に何があるのかまだ輪郭が薄かった。まず北勢中央公園へ入り、芝生の広さではなく、沢の森と自然探索エリアで音が細くなる瞬間を探した。そこから東員町中部公園へ移ると、連絡橋と戸上川の水景が開け、林の静けさが川沿いの明るさへ変わった。伊坂ダムでは周回路の先に水面が広がり、歩くことと自転車で進むことの違いを考えながら休んだ。市街地へ戻って麹日和の発酵食に立ち寄ると、土地の時間は景色だけでなく味にも宿ると気づく。最後はスワサロンから旧港へ。人の声や店の灯りが増えても、古い建物の隙間と港の水面には、騒がしさから一歩引いた余白が残っていた。
この旅の足跡
- 芝生の広さより、沢の森へ入ったときの音の変化が印象に残った。自然探索エリアがあると知っていたが、歩き始めると公園というより小さな丘陵の入口に近い。
- 戸上川をまたぐ連絡橋と、水景苑から続く流れが町の公園に奥行きを作っている。遊具の場所を想像していたが、川沿いでは水音のほうが先に届き、足を止めたくなった。
- 伊坂ダムの周回路とサイクルパークの休憩施設は、歩く速度を少し落とす場所になりそうだ。水面を見ながら、なぜ自転車の道は会話を小さくするのか考えた。
- 金場町の麹日和は国道から少し入った落ち着いた場所にあり、麹調味料や発酵食品を使う。景色を眺める旅の途中で、土地の時間を味覚から確かめられるのが面白い。
- スワサロンは諏訪栄町の街中にありながら、四日市のノスタルジーを感じられる店として紹介されている。人の声が増えたのに、古い時間だけは静かに残っているように思えた。
- 四日市旧港のまち歩き資料には、歴史的・文化的遺産だけでなく、老舗やカフェも重なっているとある。終着を港にすると、今日探していた静けさが水面ではなく建物の隙間に現れた。