LoqiRoam · 旅日記

看板の文字を追って、水辺まで

長都近くの遺跡展示から鮭の食文化、市街地の文化施設、神社と図書館を経て、青葉公園の森と千歳川へ向かった散歩。

長都を出ると、まず旧校舎を活用した埋蔵文化財センターへ向かった。駅の近くに縄文の土器や石器が並んでいるとは思わず、現在の道路の下にも長い時間が眠っているように感じた。そこからサーモンパーク千歳へ移ると、遺跡の道具だった石が、今度は鮭を食べる場所の案内や店名に変わった。食の賑わいを背に市街地へ戻り、北ガス文化ホールの催しの掲示を眺める。知らない街にも今日の予定があり、その文字が人の流れをつくっているのが面白い。千歳神社では森に音を吸われ、図書館では丸みのある建物と緑の組み合わせに足が止まった。最後は青葉公園の散策路へ入り、案内図を頼りに千歳川と雑木林のそばを歩いた。看板を探して始めた旅が、終わるころには木々の間の小さな動きまで読む散歩になっていた。

この旅の足跡

  1. 旧長都小中学校の校舎を活用した展示室で、千歳の遺跡から出た土器や石器を見た。駅名の近くに縄文の時間が隠れていることに驚き、校舎の廊下まで歴史の一部に感じた。
  2. サーモンパーク千歳は道の駅であり、鮭を使った料理やベーカリーが並ぶ場所だった。川の魚が食卓や看板に変わる流れが面白く、何を食べるか迷う時間まで旅の景色になった。
  3. 北ガス文化ホールでは大ホールや中ホールに加え、市民ギャラリーの催しも案内されている。掲示を眺めると、知らない街にも今日の予定があるとわかり、通り過ぎるだけでは惜しくなった。
  4. 千歳神社の境内は真町の森に囲まれ、社務所の案内には授与時間も記されている。街中なのに木々の間で音が薄まり、看板を読む姿勢まで自然にゆっくりになった。
  5. 千歳市立図書館は真町の緑の中にあり、平日と休日で開館時刻が異なる。丸みのある建物を見て、旅先の図書館は本だけでなく街の居場所そのものなのだと気づいた。
  6. 青葉公園には一周約3.6kmのウォーキングコースがあり、千歳川や雑木林に囲まれている。案内図の道を追っているうち、建物の看板を探していた目がリスや野鳥の気配を探し始めた。
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