LoqiRoam · 旅日記
木の駅から、果物の色まで
木造駅、古社、公園、カフェ、果樹園をつないで、都田の色を沿線の記憶として集めた旅。
都田駅の木造のホームで、まず茶色を拾った。駅は静かだったけれど、空の青がよく見えて、出発の気持ちはちゃんと明るい。歩いて須倍神社へ向かうと、木陰の緑の中に朱が現れた。内宮と外宮に分かれた本殿を眺めていると、色は飾りではなく、この土地が長く覚えてきた時間なのだと思えてきた。都田総合公園では増沢の吊橋を渡り、池の水面と芝生の広がりで目を休めた。途中のカフェでひと息ついてから、フルーツパークへ進む。果樹園の緑の中には、季節の実が小さな灯りのように見えた。最後はフルーツパーク駅へ戻り、最初の木の色を思い出す。駅前の一色から始めた旅が、社の朱、池の緑、果物の明るさまで続いていた。
この旅の足跡
- 都田駅は木造の無人駅で、ホームに立つと木の茶色と空の青がすっと並ぶ。静かなのに旅の始まりらしく、次にどんな色が来るか楽しみになった。
- 須倍神社は都田の古社で、本殿が内宮と外宮に分かれている。木陰の深い緑の中に朱が見えて、駅前とは違う町の時間に少し驚いた。
- 都田総合公園の増沢の吊橋では、池の水面と木々の緑が足元で揺れる。芝生広場には空の余白もあり、歩いてきた色をいったん整理できた。
- こくりこ都田店は10時から夜まで営業するカフェとして見つかった。歩いたあとの甘い休憩を想像すると、町の色が看板だけでなく食卓にもある気がしてきた。
- はままつフルーツパーク時之栖は広い園内に多くの果樹があり、現在の開園時間は9時から17時。緑の中に実る色を探せる場所だと思うと、歩く気分が明るくなった。
- フルーツパーク駅は無人駅で、果樹園の最寄りにある。帰り際にホームから眺めると、今日集めた木の茶色、社の朱、果物の色が一本の沿線にまとまったようだった。