LoqiRoam · 旅日記
音の余白を探す旅
駅前の往来から赤れんがと旧警察署の記憶へ進み、丘陵公園の風を経てカフェで余韻を閉じた。
南赤川の静けさを出発して、岩見沢の市街地へ向かった。駅前では列車と足音が重なり、赤れんがホールでは、まだ人が集まりきらない時間の期待を感じた。旧警察署を生かした絵画ホールでは、絵を見るというより建物の中に積もった時間を聴いていた気がする。そこから丘陵のいわみざわ公園へ移ると、街の音は葉擦れと風にほどけ、キタオンの舞台を思い浮かべるだけで景色に音楽の奥行きが生まれた。最後はPROPELLERで飲み物を手にした。遠くまで来たというより、同じ町の中で耳の焦点が変わった旅だった。
この旅の足跡
- 駅前に着くと、列車の金属音より先に人の足音が聞こえた。ここから町の音を拾える気がして、少し歩幅をゆるめる。
- 赤れんがの壁は、近くで見るほど静かな存在感がある。駅から徒歩5分の会場に、人が集まる前の空気が残っていた。
- 旧岩見沢警察署を生かした絵画ホールでは、展示だけでなく建物そのものが時間を語っている。絵の色が廊下の静けさを変えて見えた。
- 丘陵に広がるいわみざわ公園は約183ヘクタール。バラ園の色を眺めていると、街のざわめきが風と葉擦れに置き換わっていく。
- キタオンの名前を見つけて、ここでは音楽が景色の中に置かれるのだと思った。屋外の舞台を想像すると、遠くの風まで伴奏に聞こえる。
- 帰り道はPROPELLERへ。30種類以上のドリンクと食事があり、8時から18時まで開いている。冷たい飲み物の音で旅をそっと閉じた。