LoqiRoam · 旅日記

光る門から、川辺の影まで

三ツ屋から金沢駅、近江町市場、尾山神社、茶屋街、浅野川を経て、光と影の色を集めた。

三ツ屋駅を出発して、まず浅野川線で金沢駅へ向かった。もてなしドームのガラスと鼓門の太い柱は、旅の始まりらしい明るい色だった。そこから近江町市場へ歩くと、魚の銀色や野菜の緑が細い小路いっぱいに並び、街が暮らしの中で色づいていることがわかった。尾山神社では、和漢洋が重なる神門と四色のギヤマンに足を止めた。次にひがし茶屋街の黒い格子と金箔を見て、浅野川大橋へ出ると、川と町並みと卯辰山の緑が一気に広がった。最後は主計町の路地へ入り、あかり坂と暗がり坂の影を眺めた。駅前の光から始まった旅が、水面を渡り、静かな影で終わる。色を集めたつもりが、金沢の歩く速さまで少し分けてもらった気がする。

この旅の足跡

  1. 三ツ屋駅から浅野川線で金沢駅へ出ると、もてなしドームのガラスが空を細かく切っていました。鼓門は高さ13.7m、正時には加賀五彩の光も見られるそうです。
  2. 近江町市場は約300年続く市民の台所で、約170店が細い小路に並びます。魚の銀色、野菜の緑、花の色まで一度に現れて、歩くだけでもお腹が鳴りました。
  3. 尾山神社の神門は和・漢・洋の三つの様式が重なり、上部には四色のギヤマンが入っています。石垣の色まで違って見え、門なのに小さな灯台みたいで驚きました。
  4. ひがし茶屋街には伝統的な茶屋建築が軒を連ね、町家カフェや金箔の店もあります。黒い格子の連続に金色が差し込むと、通り全体が静かな飾り箱に見えました。
  5. 浅野川大橋の中央には眺望点を示す舗装タイルがあります。川の親水空間、河畔の町並み、卯辰山の緑が一枚に重なり、さっきまでの黒い格子が水面でほどけました。
  6. 主計町茶屋街は浅野川沿いに細い路地と出格子が続く重要伝統的建造物群保存地区です。あかり坂や暗がり坂の入口を歩くと、昼なのに影の中へ入るようで、終わりにぴったりでした。
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