LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が、川辺までほどけた日
駅前の商いから水の気配、図書館、公園、川辺へ。小さな色が広い景色に変わる歩き旅。
渋沢駅を出たときは、案内板の青や店先の赤のような、目の高さにある色を集めるつもりでした。歩き始めると、細い道の植木の緑が思ったより濃く、水の気配が駅前の日常にそっと混ざっていました。図書館では足を休めながら町のことを読み、旅がただ歩数を増やすものではないと気づきました。午後に戸川公園へ移ると、芝生の緑、橋の色、山の青が一気に大きくなり、最初に見た小さな赤まで遠くから続いているようでした。最後は水無川沿いをゆっくり歩きました。色を集めたはずなのに、帰り道に残ったのは、風で全部が少しずつ動いていたという感覚です。
この旅の足跡
- 渋沢駅の改札を出ると、案内板の青と店先の赤がまず目に入りました。山の方角だけ空が広く、ここから色が増えそうで楽しみです。
- 細い道を進むと、秦野の名水らしい水の気配が町のすぐそばにありました。冷たさは見えないのに、植木の緑が少し濃く見えるのが不思議です。
- 白い壁と木の色が落ち着く秦野市立図書館で、町のことを少し調べました。旅先で本を開くと、知らない道にも前から物語があったように感じます。
- 秦野戸川公園は、広い芝生の緑に橋や山の青が重なって見えます。駅前で集めた小さな色が、ここでは風にほどけて大きくなりました。
- 公園の近くの水無川沿いは、道の端に草の色が続いていて、歩く人の影まで軽く見えました。観光地の看板より、風そのものが終着の合図みたいです。