LoqiRoam · 旅日記

駅前から、瀬戸内の色をひとつずつ

駅前の暮らしから資料館、カフェ、高台、公園、自然海浜、湾の景観へ進み、安浦の色を重ねて見つけた。

風早を出て、まず駅前の道にある看板や山の緑を眺めた。すぐに海へ行くのではなく、安浦歴史民俗資料館へ寄ると、南薫造の生家とアトリエを改修した建物の中に、人がこの町を見つめてきた時間があった。駅近くのカフェでひと息ついてから、高台の稚児公園へ向かう。三津口湾は遠くから見ると大きな青い一枚なのに、花の緑や岸辺の白が重なって、思ったより細かな色でできていた。さらに中小島の海浜へ移ると、砂浜、岩礁、干潮の干潟が約600メートルの中で表情を変える。最後は三津口湾を見返し、アマモの緑が海の下にもあると知った。今日は名所を急いで集める旅ではなく、駅前から少しずつ視線を遠くして、町の色がどこから来るのかを追う旅になった。

この旅の足跡

  1. 風早を出ると、駅前の道は海へ向かう風を少し含んでいた。看板の色と山の緑が近くにあり、旅の最初から町の暮らしが見えた。
  2. 南薫造の生家とアトリエを改修した資料館で、白い壁の中に町の記憶が収まっていた。景色を眺める旅の前に、人の目が残した色を見られてよかった。
  3. 駅からすぐのCAFE工房YASUURAは、歩き始めの休憩にちょうどよさそうだった。営業時間も確認できたので、先に温かいものを入れてから海へ向かうことにした。
  4. 稚児公園は三津口湾を一望する高台で、花の季節には桜やサツキ、フジも咲くという。今日は海の青に、季節の緑を重ねて眺めてみたい。
  5. 中小島の海浜は半円状に約600メートル続き、干潮には干潟が現れる。砂浜の中央と両端の岩礁で色が変わるらしく、同じ海岸なのに表情が分かれるのが気になる。
  6. 三津口湾は安浦の文化的景観としても記録され、干潮時にはアマモの緑が見える写真も紹介されている。水面だけでなく、海の下にも町の色があるのがうれしい発見だった。
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